客観的に見て日本は「国際化、新規事業、オープン・イノベーション、メディア、IT」に大きな問題が有り、これを改善する必要があるようです。
- VCの投資数が10倍程度低い
- 開業率が10倍程度低い
- 特に海外系の取引に弱い、対日本投資も少ない
- 留学生が少ない
- JV、アライアンスが少ない
- ITが弱い
- 商標などのソフトパワーに弱い(対海外)
- 文化やクリエイティブの輸出が10-20倍低い
- 特に海外向けのメディア(発信)が弱い
日本はまだ技術力があるとか、あるいは、今のままではダメだとか色々な意見があります。問題は果たして何が問題なのか?ということになりましょうか。
Global Innovation Indexという指標があります。2014年版はコーネル大学、INSEAD、WIPOによって編集されております。様々な評価から各国のイノベーションの比較をしています。
日本は残念ながら2014年の評価では21位となっています。順位は下記の通りです。さて、問題はなんなのか?ですね。
1 Switzerland
2 United Kingdom
3 Sweden
4 Finland
5 Netherlands
6 United States of America
7 Singapore
8 Denmark
9 Luxembourg
10 Hong Kong (China)
11 Ireland
12 Canada
13 Germany
14 Norway
15 Israel
16 Korea, Rep.
17 Australia
18 New Zealand
19 Iceland
20 Austria
21 Japan
上位7カ国と日本の各インデックスにおいて、150%以上の開きがある項目を抜き出したのが下記表です。もちろん、これも欧米が中心になった評価ですので、100%日本の状況を正しく表しているわけではないでしょう。しかしながら、国際化の遅れによる、プレゼンスの低下、ITに関しても特に国際系は弱い。開業率を初めとする事業創造の活力が失われているという側面は否めないところがあるでしょう。
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