01Blog / スウェーデンの強大なスタートアップエコシステム

2017.06.01

我々はどうしたら良いのか。

そう感じたストックホルムでした。

スウェーデンの人口は1000万弱、ストックホルムで90万人弱の人口です。しかしながら、極めて強大なスタートアップエコシステムが存在するのです。ここでは、数件のインキュベーション施設とスタートアップの状況を紹介します。ストックホルムには20個程度があるようです。

スウェーデン自体はノルディック銀行の本社があるので、フィンテックが盛ん、農業系を中心にフードデックも強い傾向があります。当然、IT系全体として強いのですが、行政としては、通信インフラなどを中心にインフラの整備を実施、最大の投資元でもあります。アーリーアダプターを養成する(優れたITインフラ・高いIT機器の普及率)というところです。

大企業との連携と目的主義

どこでも大企業とスタートアップの連携は難しいのですが、ABB(重電大手)がやりだして、風向きが変わったようです。最近はボルボもアクセラレーターを始めたとのこと。スウェーデンは目的主義で「己が何をしたいのか?」をベースに物事を考えるようです。

以下は各、インキュベーション施設です。

epicenter

今回は数件のインキュベーション施設を巡ってきました。まずはepicenterです。要塞のようなかなり大きなインキュベーション施設です。少し成長したスタートアップが中心で350社、2000人が入居、基本的には英語です。3万スクエアで、フリー席は200ドルというところです。

イベントも多数実施、様々な大手企業も小規模なチームを入居させており、オープンイノベーションを進めております。大手企業やスタートアップが入り混じって数カ所のイベンスペースでセミナーが実施されておりました。

レストランもあって、ワークショップを始めとして「コミュニケーション」を奨励し「コミュニティ」を創る取組が壮大に進んでおります。

これは、人体にタグを埋め込んでいるスタートアップです(親指の根本の少し膨らんでいるところ)。

これは、電車の乗り心地を色々改良するスタートアップです。

お酒のスタートアップもありました。

しかし、これだけの規模はなかなかないですね。恐れ入りました。Google for Entrepreneursが6ヶ月間支援するプログラムもありました。

SUP46

epicenterをEarlyからMiddleぐらいのStartup向けだとするとSUP46はよりSeed段階向けのスペースです。STINGというアクセラレータープログラムも運用されております。

スウェーデンはKING、Skype、Spotifyなどのロールモデルがいるのが大きいですね。

こんな感じの入居です。

スポンサーや関係者もリッチですね。

運営メンバーも多いですね。

とにかく、ここ、ストックホルムで聞くのは・・

コミュニティとエコシステム

です。様々な取組が行われております。人口的には日本よりもかなり少ないですが、Born Globalであり、目的思考も強いスウェーデン。我々日本は何を目指せばいいのでしょうか。何よりも他国と比較してどうなのかですね。

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