様々な起業のカタチ

2018.06.04

起業と一言でいっても様々な形があるかと思えます。

Exit(ゴール設定)を決めるというのはアメリカ型のやり方だと思いますが、米国は会社の平均寿命も短い傾向にあり、これも日本式のやり方があると思います。

資金調達(Equity)は必要なのか?

たまに、かなりファミリービジネスモデル・志向の方から「資金調達(Equity)はどこで?」という話を聞くことがあります。ベンチャーキャピタル等から出資を受けることが悪いわけではありませんが「受けなければならない」という前提はどうなのだろうか?と思います。スケールさせるモードの起業であっても「必ずしも資金調達が必要か?」はよく考えた方が良いかと思えます。

様々な事業の形があって良い

私自身もいわゆるスケール型(スタートアップ型:急激な成長を目指す起業スタイル)が正しいと盲信していたころがありました。今は反省しております。これは逆に海外の人から指摘されて・・

なぜ、日本では急成長を目指す起業以外はダメなんだ?

と言われました。これも地域にもよると思いますが「成長しないとならない」または「そんなリスクを取らずに堅実に」という、どちらかというとある一定範囲の思考での起業スタイルが各コミュニティで求められる傾向にある気がします。これは個人の志向で、多様性の観点からどのスタイルでも良いのではないかと。つまり、

  • 個人事業主
  • 中小企業系(〜10億の継続企業:日本型)
  • スタートアップ(バイアウト・IPOを狙ったモデル)
  • 非上場型の継続企業(規模の大きな継続企業:日本型)
  • 〜など。。

どれも個人やチームの志向の問題でその人の「VISION:Who am I」を達成できるのであれば、これも目的ではなく、手段の一つではないかと。敢えて、継続型の中小〜大型の企業を「日本型」としましたが、少ない数とはいえ、世界で最も老舗企業の多い国ですので、老舗企業が年率200%で伸びたら、たいへんなことになります。

成長は必ずしもチームを幸せにするか

成長が悪いわけではなく「成長(特に急激に)しないとならない」ということを客観的にもっと考えたいということです。つまり、成長も継続も多様性の観点でお互いに尊重し合うべきではないか?ということです。継続もたいへんですが、成長すれば様々な問題に直面します。これはこれで楽しいものですが、後は生き様な気もします。まとめていうと、急成長(または急成長の否定)の二元論者にならず、尊重し合おうということがいいたかったことです。

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