必ずしも社長じゃなくったっていいし、関わり方も自由で良いのではないか

2018.06.05

起業をするには、リスクをとって!と崖から飛び降りるような話とか。代表取締役でなければならない!とか。色々な「べき論」ってあると思います。でも、これはどうなのかなー?と思います。

正直ヒガミはありますけど、現実は・・

会社辞めて起業に向かった人には、会社員を続けながら副業とかどうなの?という一種ヒガミ的なものはあります。これは感情の問題ないので仕方がないですね。一方で、現実的に特に初動のベンチャー企業は給料を出せないか、出せても非常に限られたものなので、フルコミットのメンバーを集められません。このため、プロボノだったり、部分関与だったりで事業を進めていく時期はあると思います。

関わり方は様々でいいのではないか?と

では個人側からすると、会社を辞めてフルコミットで!といっても、流石にそこまで給料を下げられない(下げて我慢できる範囲を超えているケース)ケースもあるでしょう。将来の起業に備えるのもありでしょうし、起業と至らなくても、事業創造に関わってみたいという想いをお持ちの方もとても多いでしょう。これは、リスク許容度のバランスだと思います。この時に、何か、それは気合が入ってない!リスクをとるべきだ!背水の陣で!という声もわからなくもないですが・・

そんな男前な状況って、そもそも楽しいのだろうか?

と思います。ベンチャー側の許容度やニーズにもよりますが、副業、プロボノ(これはまだ、日本は副業規制があるので)、などで関わってみるのはどうか?と思います。

プロボノであってもその効果は大きい

私自身が会社の頃にベンチャー企業をプロボノで手伝っていたのですが、これが非常に学習効果(学びとか座学ではなく経験値として)があります。多分、起業や事業創造スキルを考えるのであれば、支援側に回るよりも、フルコミットではなくても主体側に関わる方が私は効果が大きいと思っております。方向性の違いです。事業を行うという時間軸に関して、支援側はどうしてもスポット関与になりますし、主語が「We」ではなく「You」です。この違いは非常に大きいと思っております。

その行動の先に道ができる

結局、チーム戦なので、CEOでもCOOでもチームでもそれぞれの役割ですし、何か、CEOではないと起業してないというようなことをいう人もいますが(これはこれでいいですが)、それって事業創造の文脈ではあんまり意味のない話だと思えます。「チーム戦」だからです。もちろん、CEOとしての役割、COOとして、チームとしては個々になりますので、その立場にならないとわからないですけども。

私自身もプロボノを経由して、ベンチャーにジョインしてますし、そんな方って多いんじゃないですかね?(全部自分の力ではないでしょうが)自分も少し関与して居場所(ちょっとした生きていける給料が出る)を創るのもありですし、縁がなければまた別に道はあります。

会社の中で色々社内説得に回るのも良いことだと思いますが、その結果、前に進まないのであれば別の道を考えても?と思います。事業創造に真っ直ぐに取り組まないとなかなかその経験は得られないと思います。小さくても「横」ではなく「前へ」と思います。

それがどんなに小さいものであっても、事業創造に向かって「横」ではなく、「前へ」進む行動が重要

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