確か2010年にPAXCoworkingがこの形態を始められ、ここ2~3年前にコワーキングスペースブー
ムがあって、少し前まで参入が相次いでいましたが、ようやく落ち着いてきた感じがします。
落ち着いたとはいえ、渋谷や新宿には乱立しているという感じです。
落ち着いてきたなぁと思っていたら、最近は大手企業が同様のサービスを展開されてきており、次の
フェーズに突入してきたなぁと思っています。
01Boosterはコワーキングスペースではありませんし、そう表明したこともありません。
ただし、コワーキングスペースとして扱われることも多いです。あえて否定もしていません。
01Boosterは事業創造、事業開発、起業というキーワードでソフト面のValueを大事にしているという
特性上、「01Boosterのようなコワーキングスペースやりたいんで、相談に乗ってください。」という
お声掛けが結構多いです。
その方々に対する主なメッセージは以下3つです。
①場所貸しビジネスとしては魅力的ではありません
単なる場所貸しのビジネスではほとんど儲かりません。
多分、この事業だけで十分経済的に成り立っているところは少ないのではないかと想定しています。
ゆえに通常の賃貸借契約ではなく、不動産オーナーと仲良くなって(探して)レベニューシェアや業務
受託モデル等にすることも一考です。
さらには、この拠点やコミュニティを使って次のビジネス展開を考えなければなりません。
01Boosterの運営メンバーはこの拠点を使って、自分のビジネス開発もしていますし、01Boosterと
しても企業向けの人事研修、コンサルティング、人材紹介のような事業展開をしています。
このシェアオフィス自体が大きな構想の中の1つの機能に過ぎないとも言えます。
②どのようのなコミュニティを形成するか
従来型のシェアオフィスや電源付きのカフェが増える中で、やはりどんなバリューを持つコミュニティ
にするかが大事になってきます。やはり、「どんな人たちが集まる場所なのか」は重要です。
一方、コミュニティを形成するということは、そのコミュニティに合わない方を排除するという排他的な
メッセージにもなってしまうので、そのコミュニティの価値と、立地とで経済合理的な集客数を見込め
るかどうかが大事です。
01Boosterは東麻布という若干不便なエリアにありますが、「事業創造、事業開発、起業」というキー
ワードで人、企業、情報が集積する場を形成することで、ポジショニングしています。
③世話焼き人の存在が必要
コミュニティは勝手にはできません。来る人来る人の世話役が必要ですし、それぞれを結びつけ、ビ
ジネス機会を創ってあげること(特に01Boosterは)が必要となります。
01Boosterの名物世話焼きおじさんが「ジョージさん(合田ジョージ氏)」です。
彼が人と人、人と企業、企業と企業を媒介することでいろいろな化学変化が起き、コミュニティが深
化していきます。コワーキングスペースというのはその世話焼き人(大抵は代表者かと思うのです
が)のキャラクターに依存したコミュニティになりやすいですね。
ということで、
もしコワーキングスペース/シェアオフィスビジネスを始められたい方がいらっしゃれば遠慮なくご相
談ください。
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