【01Blog】海外展開メモ「近江商人の精神」

投稿者:Goda George
2013/12/04 16:40
近江商人の三方良しは有名である。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三方。長期的に考えると素晴らしい考えである。 一方、海外展開においては日本はこの三方良しがうまくできていないらしい。先日、製造系でのDiscussionにて、日本人はとにかく「物だけ」を海外に売ろうとする。これが問題であるとの話が出た。つまり、ものを売って金を回収することしか考えないと言うのだ。 もちろん、海外は強い競争原理が働く世界なので相手を思いやったらやられる。騙す方よりも騙される方が悪いというのが国際標準であるから生ぬるいことだけを言っていてはいけない部分もある。せっかくここまでやってあげたのに!とか礼儀知らず!などの言葉はよく聞く。しかし、これは多分日本の常識を当てはめた場合であろう。ゆるやかにニュアンスが異なるのだ。アジアでは日本のためだけにではなく、その「地域」に貢献する気持ちが必要だ。これが日本人に欠けている視点らしい。 まず、「相手に期待はせず」、しかし、「貢献していく」。これにより長期的な関係が築ける。今こそ、相手に期待しない「近江商人の精神」が必要であろう。NATO(No Action Talk Only)と揶揄さている部分はしっかりと反省し、その一方で過去に先人が積み上げた海外での信用を噛み締めながらもう一度世界の「近江商人」になれると良いなぁと思う。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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