01Blog / 失敗は避けるな、その失敗コストをコントロールしろ

2017.06.10

※ 2014年ごろのブログのリバイズです。

ただいま複数企業の新規事業開発と、01Booster&01Dojoにて多くの起業活動をご支援させていただいております。

その中で、失敗を回避する意識が強いばかりに、安全サイドに舵を切りすぎて平凡なビジネスプランしか生み出せないような 場面をよく見かけます。

いわゆるオペレーションの限界や、資源調達の限界を意識しすぎるんです。

ダイナミックなコンセプト、発想を思い浮かんでも・・・

「仕入れルートを知らない」「それをできるスキルある人材がいない」 「業界のネットワークがない」

・・・などの思いが先行してしまい、ダイナミックさを失うんです。 そして、最近その現象を意識して観察しているのですが、ほとんどの企業に、ほとんどの起業家にそのような行動がみられます。

現在、自分自身もビジネスプランを書き続けていますが、自分を振り返っても同じように失敗を恐怖するあまりダイナミックな プランでなくなっていると痛感しています。

他人のプランを客観的に見るからこそ気づけるポイント。 (ゆえに、自分がプランを作っている時にでも、他人のビジネスプランを聞いたり、評価する機会をつくるというのは極めて 重要だと思います。0→1Dojoはその機会を多く埋め込んでいます。〈宣伝恐縮です。〉) であれば、失敗を恐れるあまりこじんまりとしたビジネスプランにならないようにするには、

  • 失敗は所与のものだとする
  • こじんまりとしたプランでは周りの人を巻き込めない、と知る
  • その失敗コストを始めからある程度プランに織り込んでおく ※金銭的なコストだけでなく、精神的なコストも織り込んでおくといいかもね。 そのコストを取り込むためには、どでかい絵を描いて、思い切ってリスクマネーをどかんと入れる覚悟も必要。

最近はリーンスタートアップの教えが広まっているので、仮説-検証サイクルをスピード感もって事業開発することは 一部では定着していると思いますが、まだ相当一部ですし、大企業の新規事業開発ではリーンスタートアップのよう なスタイルは知っていてもできていないですね。 それとリーンスタートアップの考え方がかえってダイナミックさを失わせているような気もしています。 ちょっと今日はまとまりがありませんでした。自分に言い聞かせています。

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