本日は昨年11月末からスタートしたアクティブラーニングプログラム01Dojoの中間報告Demo-Dayでした。
01Dojoは起業は人から教えてもらってもできないという前提のもと、志がある起業家の卵が集まり、
ビジネスプランを発表し、叩き合う、まさに柔道でいう「乱取り」を行っています。
一昨日のDay4は中間Demo-Dayであり、大手VC、活躍中の起業家、インキュベーターの方々など錚々たる
メンターを前に(相撲で言う)稽古総見を行い、非常に意義深いワークショップとなりました。
前置きとしては、01DojoではVC向けに資金調達することだけが目的ではないと考え、誰に何をさせるた
めのプレゼンか事前に宣言していただいています。
A.投資家から資金調達をするため
B.参画メンバーを集めるため
C.市場(顧客)から支持を得るため
D.社内の意思決定会議に諮るため
最近の起業スクールやワークショップは投資家向けを大前提にしているものが多いのですが、投資家マネー
を受けなくても良いビジネスはあるはずですので、このようなスタイルを取っています。
01Dojoはリスクマネーに相応しいくらいスケールしないビジネスはNGという一辺倒な考え方ではなく、
多様性を重要視しています。
01Dojoプログラムスタートから2ケ月、本日の中間Demo-Dayまではカオスです。
とにかく前半に関しては「自分はどうしてこの事業をやるのか、やりたいのか、やるべきなのか」を
徹底的に問いかけ、内省を促してきました。毎回プランがグラついている方もいらっしゃいましたので、
プログラム参加者はみなさん本当に悩まれているようでした。
結局、中間Demo-Dayのプレゼンをされた人は参加者の半分です。事前にプレッシャーをかけさせていただ
いたので、プランが生煮えの方は苦渋の決断でプレゼンを断念されたのだと思います。
さて、前半戦ここまでは相当カオスです。
ここは運営メンバーの中でも議論もあり、今でも正解か分からないのですが、敢えてカオスを積極的に
許容していました。
起業活動をすれば必ずカオスに突入します。カオスをどうやってくぐり抜け、そして事業創造していくか。
これは誰も教えてくれませんし、形式知もありません。
良いメンターを見つけ、カオスの正体を少しずつ明らかにしていく。そしてまた次のカオスが訪れる。
このプロセスを踏まない事業プランは非常に空虚になるし、実行フェーズになれば挫ける可能性は相当
高くなる。
さて、01Dojoは後半戦に突入しました。3月後半のDay8最終Demo-Dayに向け、ビジネスプランをサービス
ローンチ直前まで引き上げていきます。
カオスを耐え、潜り抜けてきたみなさんがどんなビジネスプランに昇華させてくるかが楽しみです。
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