【01Blog】大企業の新規事業プロセスを考える(4)「スピンアウトのススメ」

投稿者:Goda George
2014/02/04 23:34
小生的には大企業の新規事業には大いにスピンオフまたはスピンアウトをお勧めしたいと思います。 もちろん、ベンチャー企業に出向という形もありえるでしょう。何故ならば今後の日本を考えるとそのような人材がとても重要になると思えるからです。海外で成功した企業を見ると現地の責任者への留学生の活用が進んでおります。要は両方のプロトコルを知った人間が必要ということかと思います。海外であれば日本とどこか。異文化ですから最初はいいですけどもお互いに理解し合うのは難しい。外部リソース活用が良い!ということでベンチャー企業と大企業がダイレクトに組んでもこれは非常に難しい。イスラエルのように大企業のR&Dの人が次の瞬間にはStartupでやっていたような国であれな大企業とStartupのダイレクトな協業も可能でしょうが、残念ながらよほど進んだ企業以外にはそのような双方の経験を持った人間は日本には存在しない希少価値でしょう。 完全に会社を辞めてしまってStartupを行うというのも良いのですが、結果的に、その業界の問題点や新しい形はその関連企業に務めていたほうがよく分かるはずです。その知見を用いて起業に近い形で新規事業を行うのは非常にやりやすいと思います。 理想を言えば元々は例えば腕に自信のある係長ぐらいの人が一回スピンアウトやスピンオフして新規事業に携わる。その後、新規事業が成功すれば元の会社に戻って事業部長。こういうストーリが描ければ素晴らしい。新規事業が成功しなかったとしても事業立ち上げを真剣にやった経験は高く買われますので、当然、過去よりも更によい条件で転職も可能。大企業にとっては本体を動かすよりもPDCAが高速に回せるので成功確率も高まるしコストも安い。 キャピタル・ゲインを狙うようなベンチャーキャピタルはともかく、多くの事業会社は会社の成長が目的ですので全くの異文化のベンチャー企業に投資するよりも確率もあがるのと何よりも人材育成上効果が高い。将来的にはこのような人材が増えていけばベンチャー企業と大企業のダイレクトなコラボレーションが成功裏に進むことも見えてくるかも知れません。 また、次回も別の要素で大・中小企業の新規事業のプロセスを考えてみます。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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