【01Blog】情報社会で更に広がる情報格差。プロモーションを考える。

投稿者:Goda George
2014/02/08 18:32
情報社会で事実は伝えられるかも知れませんが真実は伝わらないかも知れません。 「嘘も百回言えば真実になる」というちょっと問題はある格言があります。もちろん、嘘はバレた時がたいへんなので言わないようには小生自体はしておりますが、実際にはある程度真理を言っているとも思えます。 去年は大阪、福岡、高知など日本に色々行かせて頂きました。海外に行っていても気づくのは、「情報社会だからなんでも伝わっている」とまでは言いませんが、「オンラインでなんでも済んでしまう」という風潮が一部にあると思います。これは小生的には全く違うということを痛感しました。 メディアも面白いもの、目立つものを取り上げる傾向になるのは仕方がないことでしょう。真実を本当に伝えようとしたらひたすらある場所の映像を送り続ければ真実は伝わるかも知れません。しかし、これでは見る人が居ません。このため、どうしても面白いもの目立つものを伝えようとするでしょう。この結果、目立つもの、面白いものは伝わりますね。新規事業に携わる企業も起業家も苦しいからこそ一生懸命アピールしている例も全部ではないでしょうが散見されるでしょう。一方、うまく行っている人は隠れてしまう傾向もあります。 例えばアメリカでこんな話を聞きました。シリコンバレーは金持ちが金持ちだ!と言って歩いている。だから誰がAngel(個人投資家)かわかりやすい。一方、NYC(東海岸)ではこれがわかりづらい。金持ちは金持ちだと言わないらしいのです。この結果、非常にクローズドな世界でしかこの情報を知らない。一般には知らないということです。 要は、情報は非対称であり、事実は伝わるが真実は伝わらず、情報社会で何もかも筒抜け!なんてことはなくて、依然として極めて大きな情報ギャップが生じていることだと思います。これは同じ国でも地域間、国が変わればほとんど相手国のことはわかりません。よほど広報に力を入れていない限りは伝わっていません。世界を広く見ればトヨタのような非常に国際的な企業ではない限り、ほとんど海外の人は知らないでしょう。日本の認知は「富士山」「さくら」「新幹線」「寿司」ってところでしょうか。「日本酒」ぐらいになると知っている人も多いでしょうが、そろそろ怪しくなる。これは海外向けのメディアを回しているとよく分かります。 これを前提としてプロモーションを考える必要がありと思います。お天道様が見てくれている。確かに累積戦略的にはこれは日本の強い部分でもあるんですが、特にあまり表立って色々自分はこんなことをしたい!とかやってます!ということを言わない傾向のある日本人としては逆にチャンスだとも思えるのです。
  • 雰囲気を創っていく
  • 今、世間が必要としていることに少しメッセージをリバイズして伝えていく
  • 発信していく
  • イベントを実施して、熱量を伝えていく。(特に日本は地方と都心の情報格差が極めて激しいので経済力のある地方は重要です)
私は起業家の方から聞いた「何をやっているかも重要だが、どう魅せるか(見せるか)の方が重要だ」というのを日本人であれば今一度噛みしめる必要があると思われます。真面目にやったらわかってくれる。それは確かに。但し、大きなビジネスを興すには世界観を伝えて周りを巻き込んでいく力も同時に必要になると思うのです。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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