【01Blog】外部によるインキュベーションが今後の主流?

投稿者:Goda George
2014/04/23 03:15
前回、企業が新規事業を興す上での経営企画のジレンマ的なを書かせて頂きましたが多くの方に反響頂きありがとうございました。企業にいらっしゃる方はもちろん優秀な方が多いとは思いつつもマネージメント型(創造型ではない)となっている社内で新規事業を興すことはスピードやコストの面で問題が出てくるとも思えます。 現在は企業主導のインキュベータが幾つか立ち上がって来ておりますが、米国ではTechStarsMomentum Accelaletorプログラムのように企業が自社実施をせず、第三者のインキュベータ、プログラム、コワーキングなどのスペースにStartupの育成と企業へのマージのアレンジや口利きを任せる形が今後は増えてきそうです。 TechStarsは2006年に創立された老舗のインキュベータですが、自社が独自に提供するプログラムの他に、ディズニーやNikeにインキュベーションプログラムをOEMしています。複数社の企業と組んで色々なインセンティブも提供しています。1000社を超える応募から選抜するのもありますがプログラム開始から90%を超えるStartupが生存しているというのはかなり驚異的な成功モデルとも言えます。 Momentum Accelator プログラムも面白い取組です。第二回以降はStartupのEquityを取るようですが第一回はEquityフリーのプログラムだったようです。 第一回目にこのプログラムとコラボしたロケットスペースはサンフランシスコでも著名なコワーキングスペースですが、多くの企業がスポンサーシップに入っており、企業とStartupのつなぎ込みを実施しております。 企業とStartupでは文化が極端に異なりますから、苦手なところは人に任す餅は餅屋にというオープンイノベーションの発想ですね。企業はオペレーションやブランド、ネットワークは極めて強いですから、製品化に至ってしまえばその後のレバレッジには強大なパワーを発揮するので、特にROIは気にするであろう米国企業では外部にインキュベーションを外出しした方がROIが良いことをよく理解しているからだと思われます。今後は日本企業にこのような餅は餅屋に任せる形が増えてくるかも知れませんね。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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