【01Blog】起業は「やりたいことをやる」と「失敗」するというジレンマ

投稿者:Goda George
2014/04/26 21:32
みんな「やりたいことをやる」からStartupは失敗するんですよー。 前のベンチャーの社長にこう言われた時は、やりたいことをやらないでなんの意味があるのか?など色々青臭く考えたものです。しかし、今はその意味がよく分かる気もしております。ベンチャー企業自体は失敗を繰り返して成功を見つけるので、定点観測的な失敗はむしろ歓迎だとは思いますが、最終的に事業をたたむことを失敗(結果的にやりたいことはできない)というのであればその傾向が強くなるのも事実ではないかと。 お金ならお金だけ、想いなら想いだけ、と日本の起業の場合、バランスが取れていないケースが多いとも思えます。私は冒頭の社長の言葉を置き換えると、「粗利の高いビジネスに最初は手を出し、その後、粗利の低いビジネスに手を出し、想いとマネタイズを両立させる形を取る」ということだと思います。「成功者の告白」という神田さんの本にこのことが書いてありますね。 昨日の子育て支援系ビジネスのセミナーではそんなことを考えたものです。もちろん、想い自体は悪くなく、その理想も戦略的に使うべきだと思ったりもします(逆にそういうCEOはすごく尊敬します)。但し、想い系だとマネタイズが弱くなる関係はあると思います。最初の失敗を繰り返して成功の鍵を見つけるStartupの手法では、基本的に想い云々よりも市場の声に耳を傾けて意思決定します。この部分で、想いの部分が強いとミスジャッジを繰り返す気がします。 遠くの理想のためには、近くの現実主義。大きな事業を成功させるためには、遠くの理想で自分をかきたてながら、足元には現実的なジャッジをしていくことが必要だと思えます。 「真の理想主義は現実主義からしか生まれない」 by 塩野七生氏
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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