エストニア、
リトアニア、西に行って
UKのTechCity、少し西に行って
アイルランド、南西に赤道を跨いで
チリ、また欧州に戻ってUKの西に行って
アイルランドのICT系Startup事情に関してまとめましたが、現在は荒れ模様なものの、ウクライナのStartup事情に関して簡単にまとめてみます。
ウクライナの位置は下図の濃い緑。人口は45百万と結構多いですね。京都〜福岡ぐらいの経済規模でしょうか。所得は日本の一桁落ちぐらいでまだまだ低いイメージです。ウクライナの経済その他のデータはこちらに分かりやすい
解説があります。政治情勢に関しては日本の一般メディアよりも北野さんの
記事が比較的一般メディアよりも中立かとは思います。深堀りはここではせずに、一言で言えば、混乱が収まった後に同じような理由でミャンマーのように投資が活発化しないかな?というポジティブな考えもあります。ウクライナはICTという観点で見ると期待できるとの
報告もあります(
日本語)。旧ソ連圏ですから高い教育レベルの人材も結構居るでしょう。
現在の状況は置いておいて、去年の状況ではこちらに
まとめがあります。
IDCEEがStartup系の大きなイベントのようですね。少し情報を抜き出してみます。
2012年にウクライナのStartupはBoom化、2013年にアクセラレータ、インキュベータが2個から7個に増加。キエフ(首都:人口250万人)中心。GrowthUp, Polyteco, EastLabs, Happy Farm, IT Launchpad,
iHUB @キエフ。ファンディングも2012-2013でBoom化。
マクロ的な問題として能力の高いエンジニアやサイエンティストは優秀な大学から沢山排出されてくるが、ビジネス的な経験やそれを教える部分が国として弱い。
2013年になりますが、ファンディングを受けた例は下記。
Tapmall.ua / Funding 5MUSD / オンラインのファッションショップ
Jelastic / Funding 2-5MUSD / JavaとPHPアプリ向けのPlatform as Infrastructure.
現在はシリコンバレーがHQ
Attendify / Funding 330kUSD / Event作成アプリ。
現在はサンフランシスコにHQ
uGift / Funding 30kUSD / ギフトカードサービス
今後の政治情勢によりますが、人材的には豊富なので状況が安定したら面白い地域になりそうですね。IDCEEのビデオがありますので、参考に。ウクライナの皆さんの明るい顔がまた直ぐに見れますよに。
https://www.youtube.com/watch?v=7_EL-SeogCA
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