【01Blog】東京コワーキングスペース系の重鎮の集いで感じたこと

投稿者:Goda George
2014/05/27 18:23
昨日は渋谷のライトニングスポットの中川さんの粋な計らいで東京系のコワーキングスペース関連(皆さん、自分のスペースをコワーキングと呼んでいない場合が多いですが)のオーナさんの楽しい集まりに参加させて頂きました。中川さんには01Booster開設当時から色々なアドバイスを頂き、01Booster代表の鈴木さんと共にたいへん感謝しております。01Boosterは小さいながらもなんとか45社にご入居頂き、ファンド機能が無いながらも成長企業が5社出てきたのも中川さんのアドバイスが大きかったと思っております。 地方活性化の一つのモデルケースである大宮の7Fさん、渋谷の雄のConnecting the Dotsさん、痺れるカッコいいオフィスのポータルさん(Facebookのいいね数もすごい!)。我々と同じグロービス経営大学院の卒業生が運営するbeezさん、お話を聞いていると皆さんすごい!たいへん勉強になりました。 01Boosterに関しては半年前ぐらいの記事ですが、1年半運営して来て感じたことをこちらこちらにまとめてあります。当初思ったのは、場所は赤羽橋で少し外れている、他に比べてとてもそこまで良い什器は揃えられない、ドロップインも無い(実際に今まで立ち寄りという形のドロップインは僕の知る限り5名いないと思います)、やってきてわかったのが、収益性が非常に低い(確かに人と人の出会いは良いことですし、コワーキングをやりたい人は多いのですが、相談に来る人で独立系には私は常に反対意見を述べてます)。私も共同代表もそれぞれが起業して自分の仕事をやってますので、コワーキング自体を主眼で思い入れがあってやっているわけではありません。しかも、オッサンでロートルでオールド産業好きなので、多分コワーキングのある程度のボリュームゾーンである、イケイケなITベンチャーやクリエーターも寄って来ません。中川さんの教えを聞いて色々頑張ったんですが、全くそっち系は駄目で。。Web経由で入ったことも殆ど無く、ほぼ、人づて。最近、ほんとにごく僅かにWeb経由という状態です。 つまり、コワーキングという事業体だけでは我々は(固定費は埋められても)成果が出せないということです。 ファンドを持って、インキュベータになるかという道も検討したんですが、ファンド運営者は良くご存知だと思いますが、Seed系の少額投資に関しては極めて運営が難しいのが現状です(こちらに私なりに考えた実情を記載)。 これらの理由と運営者が大企業と起業の経験者(しかも二人共バイアウト後、自分の事業で迷走していたし!)、MBA系というのもあって、もう、起業と新規事業に特化という感じでやって参りました。その結果、MBA系、コンサル系、大企業系、NPO系など、かなり玄人な集団となって来たイメージです。全員が創業系となり、士業もクリエータもいらっしゃらない(関係者の仲間としては居ますが)。セミナーやイベントも事業系以外でやったら人が集まらない。事業系ならば集まる。 長い時間、01Boosterは何者?コワーキングですよね?という事に対し、インキュベーションとまでは行かず、シェアオフィス(コワーキングと言ったことが無いので)とも答えられない状態が続いたという感じでしょうか。 ただ、ここまで来ると、(十分とも言えませんが)おせっかいの世話やきも少しは手伝い、成長企業も出だし、流石に大企業や投資家がかなり寄って来ます。昨年立ちあげた「行動する起業家教育"01Dojo"」の第二期の募集も盛況で現時点でほぼ定員。大企業の新規事業熱はすごく、シナプスさんと共催した企業向けの新規事業(起業の実際)のセミナーは100名近くも集まりました。ただ、いくつかの人事制度や社内風土が新規事業を興せる形の企業もありますが、大企業は新規事業を自力で行うのは極めて困難で、多くの新規事業型の企業もイノベーティブなものをStartupと同じスピードでやることは流石に不可能でしょう。 大企業とベンチャー企業(Startup)が直接やることは極めて難しく、大企業主体のインキュベーターもかなり厳しいと思います(個別事業は色々言えるでしょうが、そもそもの起業家の気持ちが分からない)。あの米国ですらGoogleクラスのStartupを買いまくっている企業はともかく、大企業+アクセラレータ+Startupという三つ巴の座組が主流になりつつ有ります(Momentum、Startup生存率92%の驚異的なTechStars、フード系のFlesh Startups)。多分、日本には買収が非常に米国に比べて非常に少ないので多産型のY-conや500Startupモデルは難しく、この企業型のアクセラレータが主流になると思います。最大の問題はやり手が居ないこと。01Boosterとしてはひょんな事情から、できる人間が運営者に居るという珍しい特性と名声だけではない実務型のメンター陣の力(最近はグロービス経営大学の創造系のグループの方もアドバイスを頂けるようになりました)を活かして、この企業+アクセラレータ(01Booster)+Startupのアクセラレータモデルを日本で先駆けて実施していこうと思っております。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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