【01Blog】資本性ローンについての個人的意見

投稿者:Suzuki Norifumi
2014/07/20 19:00
資本性ローンはもっと活用されていいと思う。 スタートアップ/ベンチャーの資金調達はDebtではなくEquityでという雰囲気あり、高名な方が「スタートアップはDebtで調達しない」と言い切ったりしているけど、「何で?」と前からちょっと違和感がありました。まぁ、短期的にスケールしてEXITを狙うビジネスであればそうあってもいいかもですが。 先日お会いしたインキュベーターの方々が口を揃えて、日本政策金融公庫の挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)を勧めていました。(当然、すべての事業にとって有効ではないという条件のもとで。) 日本政策金融公庫の該当ページ https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/57.html 従来のローンと比べると起業家のデメリットは相当なくなっています。 〔メリット〕 ・無担保無保証 これが一番のメリットかもしれません。従来の公庫では代表者保証とるのが大前提みたいでしたので。 ・利益が出てない期間は金利が低い ・元本は一定期間(7年目以降)後一括返済 この上記2つの点も大きい、利益が出始めるのに時間がかかるようなビジネスにとっては非常に魅力的となります。 ・金融検査上自己資本とみなすことができます このメリットがよく言われるんですが、現実的にはあまりメリットに感じませんね。 〔デメリットと言われているけど〕 ・四半期ごとにレポート義務がある Equity調達したってあるし、もっと頻繁なレポートを要求されたりするので、大したデメリットではないかな。 ・7年目より前に利益が結構でると金利が高い&繰上げ返済できない ゆえに短期的に結構な利益率のビジネスになら向かないかも。 でも初めから短期的に利益が出て、利益率がよいと分かるビジネスなんてないし、この設定金利でもEquityの調達コストより安いので、ビジネスによっては大してデメリットではない。 ということで、ビジネスの内容によっては、Equity調達とともに、資本性ローンも積極的に検討されていいのではないかと思います。
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Suzuki Norifumi
代表取締役CEO 01Booster Inc.

大学卒業後、ゼネコン主計部門を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社、管理部門を統括するコーポレート管理室長。東証マザース上場、東証1部指定替えプロジェクトメンバー。その後、エムアウトにおいて教育事業「キッズベースキャンプ」を創業するとともに、兼務で新規事業開発シニアディレクターを歴任。同事業を東急電鉄に売却するとともにその後3年間のPMIを経て、同社取締役退任後、事業創造アクセラレーター株式会社ゼロワンブースターを創業し、起業家支援、企業向け新規事業開発支援事業を展開。日本を事業創造できる国にして世界を変えるために事業創造プラットフォーム構想を推進している。

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