【01Blog】起業の成功とは偶然が必然に変わることなのかもしれない

投稿者:Goda George
2014/08/03 04:48
あの時、あのメンバーで無ければ成し得なかった。 成功した起業家やStartupのチームでは後々良く聞こえてくる話です。多くの最終的に成功を掴んだStartupに「もう一回同じことをできますか?」と聞くと、あの時、あのメンバーで無ければできなかったと答える人が多いと思えるのです。 人との出会いも偶然ですね。起業自体の個々のアクションは大量の失敗の中から成功を掴むものだと思いますが、最終的な成功を掴む起業とはどんなものなのか。 例えば、01Booster自体も代表と共同代表はひょんな事からシェアオフィス(コワーキングとは言いたくなく)を始め、これまたシェアオフィス(コワーキング)自体はなかなかハードなビジネスモデルですが結果的になかなか止められず。最初から起業家向けだけで何かを実施すると、そもそも日本の起業家はお金ない人が多いですから儲けるとは行かないまでも継続持続性に問題が出てくる。このため、必ず、企業側(新規事業を作りづらいことを大企業出身の運営者はよく知っていたし、Startupでは創りやすいことも知っていた)とのコラボを図ろうという方向性は当初から持ってはいましたが。 たまたま、両方共大企業とベンチャーでの成功経験のある運営者だったのと、ちょうど、前のベンチャー(正確には買収先)から抜けたというタイミング、あとは、まぁ、簡単に言えばイベントで空き缶を片付けることができる(これ、できない人多いんですよ、できないからダメでは必ずしもないですが)人間だったため、そこそこ運営もうまく行き、生き延びて今に至ります。その結果として、50社のStartupが入居している状態になり、大企業や行政の方も頻繁に来るようになって、当初から思っていた方向に進んでおります。最近は、我々は「新規事業アクセラレータです」と自信を持って言えるようになりました。01Dojoのような起業家を対象としたプログラムも二期目となり、大企業向けのアクセラレーションプログラムの開発と採用も進んでおります。 起業された人はわかると思うんですが「あなた(あなたの会社)って何屋なんですか?」って結構答えられない質問なんです。もちろん、サービスや商品があっても、それがある程度市場に受け入れられるまではなかなか言い難い。もちろん、コワーキングをやりたいなどとは夢にも思ったことがないのです。但し、誤解をさけるため補足すると、決してクルー(入居者)やコワーキング機能をないがしろにしているわではなく、特に新規事業に特化している01Boosterのシェアオフィスではクルー同士の交流によりお互いのビジネスの相乗効果が沢山生まれていることも事実ですし、我々もこのコミュニティにずいぶんと助けられ、お互いに色々なビジネスを生んでいます。この50社のヒーロ・ヒロイン達、またメンターの皆さま、01Boosterに協力頂いている方々無しにはアクセラレータは成り立ちませんから。本当に皆さまに感謝もしております。 決して仲が悪いわけではないですが、少なくとも、01Boosterが無い限り、絶対と言っていいほど、01Bの鈴木代表と共同代表のGeorgeが一緒に起業をする可能性が無いのが面白いです。これもアクセラレータというビジネスモデルの上では実はあまりにも個々のビジネス自体の方向性が違うので逆にうまく成り立つわけです。 共通点はたった二つ。「大企業とベンチャー双方での成功体験があること」「空き缶を片付けるのが嫌いではないこと」これだけです。後は、経営大学院が一緒ですね。これを入れれば3つでしょうか。産業分野や得意なことも違います。経営大学院のネットワークにはこれに限らず助けられております。 小さい話ですがこれも偶然の産物でしょう。
  • たまたま前の買収先からの退職が決まっていた。
  • 次のビジネスに走るまでのモヤモヤ状態であった。
  • コンサルなどで少しラーメン代を稼げる知見があった(当面生きながらえることができた)。
  • 大企業とベンチャー双方の経験があった。
  • 空き缶を片付けることが嫌いでは無かった。
  • 同じ経営大学院であった。
01Boosterが成功していく過程でこのような偶然があったわけです。多くの起業系の人は自分がやった方が早いからインキュベータやアクセラレータのポジションに行くことが少ないと思います。多分、これは01Boosterの運営者も同じだったと思います。しかしながら多くの偶然が本来はやるはずのないインキュベーション&アクセラレータへとつなげ、必然となったと思えるのです。 偶然が必然になった時、そう、あの時、あのメンバーで無ければできなかったとずーっと後で思えること。これが起業の成功というものだと思います。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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