【01Blog】あなたのビジネスプランは世界を変えるのか?

投稿者:Goda George
2014/08/10 21:22
あなたのビジネスプランは世界を変えるのか? 先日、某コンサルの方からこのようなコメントを頂きました。「ちなみに、私は起業になんら魅力を感じないですけどね。大企業を動かした方が、社会に対するインパクトが大きいですからね」。 実は私もそう思うんです。この「起業」ってなに?という定義も人によって違うと思いますが、一般的に言うところの「Startup」と言われるものでしょうか。まったく、比較してはいけない例かも知れませんが、150億のファンドだったらIT/テック系では大きい。不動産だったら5000億で中くらい。金額が全てではないでしょうが、例えば国際HR関係は多くが国家をまたいで人材が流動しておりますが、これらの海外の取りまとめは数億の年収なんて当たり前。こうなると、10億とか20億のバイアウトも霞んで見えます。 先日、能力有る起業家の方とお話しました。ただ、一つだけ違和感がありました。「Seedマネーはどうか?」とか「シリーズA」はとか。そういう話がかなり多い。我々はファイナンスをサポートしておりますが、事業開発が主軸であり、VCではありません。プランも素晴らしかったですが、少し人的技が多いので、VCさんのウケはよく無さそうですが、個人的には良いと思いました。 同じ違和感を感じたのが米国西海岸。皆さん、このような資金調達とかExitの話が多いのです。もちろん、重要です。でも、USでは(話した人によるでしょうが)、「顧客」にどんな付加価値を提供するという話が一回もでなかったことを記憶しております。 似てるんです。 日本も一般的にはIPOを狙う人の方が多いでしょう。スピードの早い世界ではバイアウトは良い選択肢の一つですし、正直結構お金も入ってきますから、悪くはないです。なので、悪いわけではないです。問題はそれって世界を変えるのか?ということでしょうか。大企業のレバレッジを効かせて世界を変えるためにオーナシップを引き渡すというのもあります。ただ、そうなのかな?っと。 テーマはともかく「起業をしたい」という人は実は「何かをやりたい」という人よりもずっと多いのが現実だと思います。これはこれで悪いわけでもないし、将来大きなことをやるための予行演習だと思えばなんの問題もないとは思います。 一方でハーバードが起業側に舵を切っております。「FIELD」プログラム。世界のエリートが集まるハーバードが学生に実際に起業をさせるわけです。これはすごい。もう一件、先日あるお方とお話したときに、ノースウェスタンの当時のDeanがExecutiveクラス(米国の名だたる企業の重役のクラス)にて、大企業ではなく「起業しろ」。そうしないと「世界は変えられない」と話していたそうです。 もちろん、殻を破れる人は少しでしょう。しかし、正直「大企業の方が世界を変えられる」「日本」と、トップクラスのMBAが「大企業は(世界を変える上で)駄目だ」と否定する「米国」。 我々はいつまでイノベーションの世界で米国の後塵を拝しなければならないのでしょうか? 今一度、せっかく起業するのであれば(私も含めて!!)「世界を変えられるのか?」と(少なくとも自分の人生においてその方向に進んでいるのか?)自分に問うても良いかと思えます。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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