【01Blog】分散しすぎる人材?日本のオープンイノベーションは如何に。

2014.08.10

地域、産業で分散しすぎる人材 およそ必要な人材は存在します。マーケティングやプロモーションが弱い?いえいえ、それはメディア系企業さんや広告代理店さんのような企業に大量にプロが居ます。海外との取引ができない?いえいえ、そんなことができる方は世界に大量に居ます(ましてや日本人である必要もない)。地域、産業、世界、人材があまりにも分散しており、総力として弱い。これが日本の現状では無いでしょうか。個々があまりにも真面目に頑張っているのでもったいないと思います。 最近、地方にしろ、産業にしろ色々な方々とお会いする機会をもてております。大手から中小、ベンチャー企業(Startup)、行政の方々、また、産業も工芸品から音楽、IT、教育、製造、観光などなど。それに海外。先日はロシアのサンクトペテルブルグに在住の方ともお話しました。 問題は、とにかく「各コミュニティが小さく、あまりにも分散している」のです。個々が非常に真面目に仕事に事業に取り組んでおられるから、組み合わせたらものすごいパワーになるのではないかと・・・ 「インターネット社会」とか「世界で情報格差はない」とか言いますが、私はこれは「全くの勘違い」だと思っていて、実際には全然情報は世界に伝わっておらず、リアルに会うことで色々な発見があります。メディアは事実は伝えているかも知れませんが、必ず主観が入るので、真実は伝えていないと思うからです。特にStartupの世界では、地方に行くと、メディアの情報を鵜呑みにして(日本は多分、USなどの情報を鵜呑みにして)いるケースが多い。面白くない情報はメディアも取り上げませんし、本当にうまく行っているところは表に出てこないケースが有る。某地方で大学生とお話した時に、「グーグルグラスをどう思いますか?」とか「ソーシャルの次世代は?」と聞かれた時にどれだけメディアの情報に左右されているんだ。。と暗くなったのを思い出します。もちろん、これらが悪いわけではありません。問題は、それを「デジタル」ではなく「リアル」に感じて、見に行ったのか?ということです。 情報の問題もありますが、とにかく人材が分散しまくっているのです。先日の学童イベント。参加者は非常に真摯な方が多く素晴らしい。一方、コミュニティとして大きいか?と言われるとこれもなんとも言えない。多様性はあるのか?と。 例えば、もっと世界を変えるビジネスを創るのであれば、最適な人(仮にマーケティングや広報、あるいは不動産でも)は必ず、日本だけでもいるように思えるのです。問題は個々のコミュニティ(地域・産業別)同士のクラスターが小さく、個々のコミュニティは同じ情報にさらされているので、日本では非常にイノベーションが起きにくいと思えるのです。 確かにそのコミュニティに置いては何か新しいことをして「すごい」と言われることでも、他のその(新しいと言われる分野の)専門のコミュニティから見たら「今更そんなことやっているの?」というを散見します。仮に、それぞれが強みを持ち寄り、融合したら? 果たしてどうしたら良いのでしょうかね。01Boosterでは少しでもネットワーキング頂けるように「ネットワーキング」⇒「セミナー」⇒「ネットワーキング」のアメリカンスタイルのイベント・セミナー形式を取っております。多くの方から、新しいネットワークが今後のビジネスの役に立ちそうとの感想を頂いており、少しでも多くの人財が話をして「オープンイノベーション」につなげていきたい。そんな施策をイベントやセミナーに限らず打っていきます。

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