【01Blog】今は「起業しない」という選択肢も良いと思えます

投稿者:Goda George
2014/08/26 00:09
「今」は起業しないという選択肢は良いかもしれない 人生どうなるかわからないし、先日、山口で講演した時に一緒に講演したパートナーが、自分の母親は52歳で亡くなり、もしかしたら私の人生も後9年しか無いかも知れない。だったら、自分のやりたいことをやりたいので起業したというコメントをしておりまして、なかなか重みのある話でした。 起業は選択肢や手段の一つであり、起業するコト自体が正しい訳ではなく、そもそも、「今」起業しないとならないのか?もあります。自分の家族などのリスク許容度も重要な問題でしょう。なので、私はあまり起業を人に進めることは(場合により)あまりしません。 起業する欠点は、色々ありますが、下記などでしょうか。
  • サラリーパーソンに精神的に戻るづらくなること(起業を繰り返すか、投資家かという選択肢しかない場合も・・)。
  • 収入の不安定化は結構厳しい事も多い。家族マネージメントなど。
  • 多くの場合、仮に、大企業で新規事業が興せる環境にいたとしたら、社会全体としてはその方がインパクトの大きなビジネスになる場合が多い。
  • アイデンティティに悩む(特に大きな企業に居らっしゃった方は)。
  • やはり起業に向かない方もいらっしゃる。
イスラエルではかなり年配の人も起業しております。本当に60歳とか、それ以上のシリアルアントレプレナーがいます。何故起業するんですか?と聞くと、「このビジネスをやりたくて、いても立てもいられなくなるから!」と。これは起業理由としては大きいですね。 起業に関してもステップがあって、色々あるでしょうが・・例えば、
  1. そもそもそんなことを考えたこともない状態(遠い世界の物語か、自分とは種類の違う人がやるのだろうと思っている状態)。
  2. 起業家と話すか、イベントに出るか、起業の講習などを受けて、それが選択肢の初期段階として頭にインプットされた状態。
  3. スモールビジネスとか、週末起業とかやってみようかな?と選択肢として頭に浮かんだ状態。
  4. 色々行動を起こす状態。調べ物とか、人と会うとか。
  5. 勢い余って会社を辞めてしまう状態+会社設立。この状態を「起業」と言っている人が居ますが、まー、プータローになった状態ですね。
  6. カオス状態。どーしよう?的な。ここで、5の人は流石に後先が無いので、何かやり始めますが、会社をやめていない場合は、ここで断念するケースが多そうですね。もちろん、なんら、悪いわけではありません。
  7. 何がしか行動指針が見つかり、ビジネスモデルを組み立てる状態。実際にそれに向かって動く状態。
  8. マネタイズを見つけて、そのままファミリービジネスになるか、スケールになるかと。
5〜7で場合により数年モヤモヤする人もいるでしょうし、会社を辞めても、また戻るケースもありますね。もちろん、7〜8も場合により、2年はかかるでしょうか(特にスケールモデルが見えるか、スケールするまで)。 6の状態で5の勢い余ってやめてしまった人以外は、結構、ビバーク(一旦諦める)するケースが多いとは思います。しかしながら、一度考えたことは心に残っているものですので、その後何年か後に「いてもたてもいられない状態」になるかも知れないし、そうではなくても、偶発的や必然的に(リストラ、誘われて良さそうだとか)起業に向かう方もいるかと思います。 と、まとまらない議論ですが、今どうか?もありますが、人生は長いので、どこかの時点で「起業するという選択肢」を持っておくというのは良いのではないか?と思うのです。 一つだけ問題は、色々なことを断ち切って(例えば会社を辞めて起業家というプータローになり)、起業しない限りは付かない能力(筋力、耐力)があるので、この点は、素養は人によるでしょうが、起業してからが出発点になるということは心されているのも良いのではないかと思えます。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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