本当にその会社のコアバリューはなんなのか?
下記の写真を見て頂きたい。過去に回していた海外向けFacebookで800いいねを超えて海外から賞賛のコメントが沢山来ております。いったい何が外国人の心を捉えたのか?単なる滋賀県の路地です。日本には良くある風景。
はいそうです。「
ゴミが落ちていない」ということです。海外を旅した人はわかると思いますが、日本は全然ゴミが落ちていないんです。こんな国珍しいですよね。なので、このゴミが落ちていないというのも海外から見たらものすごいコアバリューなんです。
もちろん、アンゾフのマトリクスでの多角化を狙われる気持ちは分かります。下記の第四象限ですね。しかし、そこは自社の強みはありません。正直、現在の日系企業がかなりの資本を使えばできるでしょうが、自社でやる分野では無い気がします。
http://globis.jp/725
イノベーションのジレンマに陥っている産業を相手にしているのであれば、必死で第四象限を狙うという潔さは必要だと思えます。しかし、そうではない場合は厳しい。
そこで、そもそも先に示した日本の住宅地のように自分で自社のコアバリューはなんなのか?を考えてみるのも良いのではないでしょうか。ドラッガー曰く、
いまさら、自分を変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。自分の得意とする仕事のやり方を向上させることに、力を入れるべきである。人の卓越性は、ひとつの分野、あるいはわずかの分野において、実現されるのみである。
とのこと。なので、まずは自分の得意なことに集中すべきなんですが、そもそも、自分の得意な事をそれぞれの会社が理解しているか?という点が大きいと思います。
もう一個ドラッガーから、
誰もが、自分の強みはよく分かっていると思う。しかし、たいていは間違っている。分かっているのはせいぜい弱みである。
本当に御社は自社の強みを理解されておりますか?
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