【01Blog】イントレと起業というジレンマ

2014.09.23

イントレというジレンマ 昨日は、イントレの成功要因は何か?というディスカッションをちょっとしました。そこで思ったことを。 日本は諸外国と比べるとそもそも極端な平等社会であり、会社員は年金や福利厚生を含めてかなり恵まれた環境にあろうかと思います。社長といえども、かなり欧米や中国などに比べて給料は押さえられている。かつ、助け合い精神もあるので、企業というものは良いものだとも思います。起業に関しては成功率も低いし、日本は起業がしやすいという環境もあるとは思いますが、正直そこまでする必要があるのか?という気はします。だったらイントレの方がいいんじゃないかと。 簡単にいえば、日本は歴史上非常に平和であったということで、大陸のように極めて競争の烈しい社会では、自分がドンなのか、それともそうではないのか?は生死を決めるぐらい、極めて大きな差があるという歴史感が反映しているとも思えます。 但し、あくまでマクロで見たら流石に日本の起業活動率世界最低クラスというのはまずい。国の活力という目線では起業家がもっと増えたほうが良いとは思います。特に、地理的にも西側に中国〜インドまでの広大な世界経済の牽引地があることも大きい。 一つ思ったのは、起業すると、如何に自分(起業時には≒自社)のアセットを創るかに終始すると思います。例えば、コンサルとかもいいんですが、確かに人脈もナレッジも自分の中に貯まるように思えるんですが、実際にはアセット(ユーザベース、資産、システムでもなんでも)は客先にはできるので客先はアセットが貯まるのですが自分には何も残らない。要は、自社サービスを如何に創るか?が大切ということですね。イントレの場合はこのアセットが会社にたまってしまうので、いざ、あなたはもう要らないとか、じゃ、会社では厳しいから事業を引き取ろうとしても自分が創ったものを買い取らねばなりません。 この点がイントレと起業の大きな差の一つであり、起業では時間とともに方向性が間違っていなければ自分が正確には株式分所有するアセットは増えていくが、イントレでは(社内持ち株制度などで全くゼロではないにしろ)自分に貯まらないというジレンマかと思います。イントレで起業の能力があまり付かないのもあるので、ここが今後の日本の経済や海外を考えた時に果たしてどんな生き方をしたらよいのだろうか?という今後の人生を生きる上での根本的な問になるように思えます。 Then it doesn't matter which way you go, said the Cat. それなら、どっちの道へ行ったって大した違いはないさ。 不思議の国のアリスより

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