【01Blog】イントレプレナーで一番大切なこと「社長を攻略する」

2014.09.24

イントレプレナーで全てに優先されるのは社長を攻略することである。 もちろん、社長が実質的な意思決定の権限を持っていないケースもあると思いますので、この場合は会社の意思決定者を攻略するということになろうかと思います。 私がどうしてもイントレプレナーに関してポジティブになれないのは自分自身がこれで相当苦労したことに端を発します。ただ、じゃ起業か?というと、日本人の特性上、比較的小ぶりに終わってしまったり、成功確率も低いしというところです。成功する起業家のパターンは確かにあるんですが、分かってはいるもののこれが出来る人は非常に少ないです。多分、失敗を繰り返していく中で起業家としての筋力が鍛えられてそうなっていくのではないかと。。要は時間がかかるんです。更に、その人のリスク許容度にもよりますので、なんとも起業すべきとは勧めがたいところです。 沖縄で離陸する飛行機 このため、正直99%の人がイントレプレナーという道を取らざるを得ないと思ってます。気をつけることは下記になると思います。
  • どのような産業でも多かれ少なかれ国際競争の煽りを受けると思います。このため、人事制度や外部人材の取り込みが可能な企業(優秀な外部者をいきなり取締役に抜擢できるレベル:特に雇用流動性の高い米国では普通)以外は、既に内部リソースだけを使ったイノベーティブな新規事業開発を行う未来は来ないと思います。
  • ある程度、出世等を犠牲にする必要がある。そのために高い倫理観やキャリア設計が必要。
  • 相手は止まっていないということです。競合は世界です。日系企業は海外展開ではNATO(No Action Talk Only)と言われております。信用、クオリティなどは確かにありますが、世界競争の中で、動きが世界一遅いと思われている事実は変わらない(決して良いことではないですね)。
これらを踏まえた上で、日系企業は基本的に真面目で、全体として人員の稼働率が高いと思います。トップダウン(欧米で言うところのトップダウンとは異なります、全員が頭脳となるという意味で)型で最も強いと思ってます。中国の方が言っていたのが、「中国人は一人だとドラゴンだが三人集まると猫になる」、「日本人は一人だと猫だが、三名集まればドラゴンになる」ということです。 前に、こんなことを聞きました。確かに欧米の方がいわゆるマーケティング的手法は得意です。一方、日系企業はここがモヤモヤしている。欧米企業と日系薬剤ベンダーが合併した時に、最初は欧米系に圧倒されたが、手法を覚えた後には欧米系を日系が凌駕してしまったということです。 私は前の会社で社内変革をかなり頑張りました。その時に変革系の識者数名(事業再生他)に聞きました。正直トップの意識を変えない(リーダシップを本気で発揮させない)で変革(イントレプレナーは変革ですので)を達成した例はありますかと。答えは共通です。 ない 以上です。但し、気をつけないとならないのは、どんな小さい会社でもCEOになったことがない人には絶対に理解できないのがCEO(または意思決定者)の気持ちです。これは文献を読もうが、ケーススタディをしようが何をしようが自分がその立場にならないと分かりません(勉強が無駄になるという意味ではなく、その立場になれば肥やしとして効くでしょうが)。 ドバイの道路 なんで、この社長は何故こんなに決めないんだ!ビジョンがわからない!戦略がわからない!という声をCEOではない人が言うのは簡単。というより、そんなの当たり前です。そもそも人は分かり合えないんです(日本人は分かり合えると思うようですがそれは本当に特殊な状況だけです)。あなたは社長になったことがないなら、社長の気持ちは一生わからない。わからないので、自分の物差しで社長を批判することに意味はありません。社長の琴線をしっかり考え、社長を攻略するのが一番重要なんです。 そして、危機感を共通認識として持ち、社長が正しい道を歩み、一丸となれば、日系企業は世界でも最も早く強い集団として新規事業を創れると思います。但し、間違っても、自社のことだけを考えないで、エコシステム全体の自他共栄を考えることが重要だと思います(近江商人の三方良し)。

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