【01Blog】日本の若い世代には夢が必要ではないか?

投稿者:Goda George
2014/10/14 19:07
名立たる企業で若者が悶々として、離職していく そうではない会社(中堅どころや新しい会社)もあるのでしょうが、最近、沢山の企業の方とお話する機会がありますが、そこでおよそ出てくるのが若者がこんなはずはないと言って退職してしまう、若者の高い退職率です。一社、二社ならともかく、相当数に上るのです(体感で90%)。ある程度の企業であれば学歴もそこそこ。最近は分かりませんが、結構な受験競争を生き抜いてきた高学歴な人材がどんどん辞めていくというのはいかがなものか。辞めないまでも悶々としているとのことです。ただ、データ上はそんなに離職率は過去から変わっておりません。厚生労働省のデータを見ても30%前後で推移しており、特に近年が高いわけでもありません(逆に低下気味?)。これはいかに? 01Boosterドバイモールのアイススケートリンク こちらに若者の幸福度インデックスとでもいいそうな指標が有ります。日本語の解説もありますが、そこまで日本の若者は不幸とも言えない(社会参加の部分のIndexが極めて低いという点はありますが)ところです。 若者も色々な人がおりますし、我々は立場上、起業したい!という学生に会うことが多いです。ただし、これも東京中心ですね。地方ではそこまで多くありません。起業ブームですので、それを差っ引く必要はあるものの、もしかしたら、一つのトレンドかも知れませんね。現在の日本のスタートアップ業界は東京を中心にどう見てもバブルですから、崩壊はするだろうと。崩壊しても、ちゃんとマネタイズできている良いビジネスは残るわけですので、起業自体がNGではありません。日本のスタートアップ業界は国の市場から見たら経済に影響をおよぼすレベルに全然程遠いですから。多分、推測の域を出ませんし、今後深堀りしていく必要があるものの、、
  1. 一つは会社のマーケットセグメントが日本国内のところが多いので、そもそも、マクロを見ても成長しない。これは辛いですね。頑張っても報われないわけです。そこそこ働いて、幸せにという人も居るでしょうが(多分悟り世代というもの、なので離職率は対して過去から変わらない)。
  2. 海外の動きがあまりにも早く、スタートアップの情報も多く、メディアでの取り上げも大きい。このため、現状のやり方ではかなり問題があることは皆普通に思っている。特に中国などは大企業でも日本のスタートアップ並みのスピードで動いている。
  3. 尊敬できる大人が居ない。
1は顕著ですね。東大での私の元の部下が相当過去にこの想いがあって、やる気を失ってネガティブになっておりました。2は現実的に目の前にある世界ですね。マクロの問題ですので、これは逃れられません。3は本当に若い人から良く聞きます。尊敬する人は?というと、スティーブ・ジョブスさんだったり、孫正義さんだったりでおよそ身近な人(会社の上司等)を尊敬しておりません。 01Booster 離職率は過去からそこまで変わっていません。問題は一言で言えば、夢やワクワク感が無いんだと思えます。全員ではありませんが、身近に活躍している若者の姿を見れば、特に優秀で起業家精神を持った人間ほど夢やワクワク感が無ければ、社外に出たくなるのは物理的に仕方がない。 問題は、スタートアップや起業をしてもそんなにでかいビジネスは現状、単独で創れないので、才能対市場変化度というのものが仮にあって、これを測ってみたら、国家的な損失ではないか?とも思えます。もう一つはグローバル競争ですね。悟り世代は日本しか無ければ素晴らしい選択かも知れませんが、過去から蓄えた日本の財産を単純に放出していく、それは浮世の夢とも思えるのです。 人それぞれですので、全員である必要は無いものの、せめて、起業家精神旺盛な若者をこのまま極めて効率の悪く、夢の無い転職や規模の小さい起業で終わらせてはなんとも、、宜しくないと思えます。 今こそ我々オッサン達が、若者のやりたい事を批判したり、実績は?とか、どうやったら儲かるんだ?実例を?などと言う前に、自分たちが夢を見て、ワクワクすることを率先してやる必要がありますね。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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