【01Blog】大学院での講義をする時に考えること

投稿者:Goda George
2014/11/23 18:08
大学院で講義をする時は一般のセミナーとは異なった形に変える必要がある 小生自身、セミナーでお話する機会も多く、そこそこご満足頂けているという声を頂いておりました。今回は大学院での「講義」の一コマという立ち位置で、より多くの方にご満足頂くにはという視点でまとめておきます。 明治大学グローバルビジネス研究科(社会人大学・MBA)のベンチャー系のクラスで一部の時間で講師を、明治大学で同コースを受け持っている新井講師のご好意でさせて頂きました。小生的にはとても反省と学びの多い講義となりました。また機会がございました時はより受講生の方にご満足頂けるように改善したいと思いまして、私個人の備忘録を兼ねて下記にまとめておきます。 01Booster 1. 対象をグローバル主軸にする 聴衆にもよりますが、この部分は必要ですね。元々私は、会社に務めていた最後の頃は海外事業向け(国際向け)に話をする事が多く、日本という切り口は多くの国の中の一つという立ち位置を取っておりました。つまり、世界での流れはこうで、聞かれれば「日本の場合はここがこういうふうに変わりますね」という論調です。プレゼン資料も全部英語(ブロークンですが意味は通じるレベルですが。。)。しかしながら、昨今の日本での企業の外部リソース活用が活発化していることから、事業創造アクセラレーターとして、「日本」を世界と比較してどうか?という論調に変わっていました。資料も全部日本語。自分自身がちょっとシフトしていたことも感じます。 01Booster 鈴木代表の講義部分。図式を多様してわかりやすく説明 2. インターラクティブ要素 これも重要ですね。Workshop的なもの。また、時に考えて頂き、応えを頂くなどの要素が重要だと思えます。 3. 情報非対称性を埋める努力とロジカルで概念図をもっと使う セミナーでのプレゼンというものはどちらかというと、情報が非対称であるということを少し強調する部分があっても良いと思います。知らない用語が20%ぐらいあった方が良い場合もあります。しかし、クラスの授業はご理解頂くのが主眼ですので、この点をより考慮する必要があると思えます。また、字ではなく、写真でもなく(プレゼンではいいですが)、腹落ちできるようなブロック図的な要素が多いと良いと思えます。また、理解頂くことを主眼に置くということで(セミナーは必ずしも教えるということではない)、ロジック的に分かりやすいように改善する必要もあると思えます。 10592969_899169346784722_5455533340379553323_n 4. テーマを絞る。かつ、マジョリティに合わす これもプレゼンとの違いですが、ピッチなどは「人を動かす」ことが目的であると思います。もちろん、講義も広義(オヤジギャグではありません)にはそうかも知れません。しかし、短時間で相手を鼓舞することと、ご理解頂く事では目的が異なりますね。また、プレゼンはどちらかというと、尖った人間を引っ張りだす傾向があると思います。全員を動かすのは無理で、2割程度、あるいはもっと少ない人達の行動を促すイメージです。一方、講義は必ずしもそうではない部分があると思います。テーマもマジョリティに合わせて、マイノリティ部分の満足も図るという感じですね。 人を動かすことと、人にご理解頂き、その考え方を定着させる事は異なるということだと思えます。 社会人学生の方々にどこまで貢献できたかは分かりませんが(多少なりとも持ち帰るものがあったと期待)、講義した小生側にとってとても学び多きものとなりました。このように別の視点で何かを実施する(プレゼン→講義)ということは自分のシフト具合を測るという意味でとても良い機会になったと思います。新井講師、ありがとうございました。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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