【01Blog】このままでは自前主義を続ける日系企業は沈没する

2014.12.13

日本の人間が真面目に働くのはわかりました。しかし、自前主義では沈没は間逃れない。 総務省でもそう言っており、公知の事実。もし分かっているのであれば、何故、変えようとしないのか? 今回はシンガポール、フィリピン、マレーシアを回らせて頂きました。どこでも話題になるのは日系企業の自前主義です。もちろん、日本だけではなく韓国や中国も自前主義の部分が強いので、例えば駐在でも自国から送ってくる可能性が高い。しかしながら、これらの国は少なくとも勢いはあると思えるのです。 IMG_7452 クアラルンプールのマーケット 日系の自前主義は強いですね。国内での事業創造でも自前主義が強いです。全ての自前主義を捨て去る必要はないでしょうが、流石に現地にほとんどHQからの出向が居ない欧米系外資に比べるとコスト的には勝てませんし、よほど製品が強い場合を除いてはローカライズでまず勝てないでしょう。多くの欧米企業は現地の人をトップに添えて、駐在は居ても1名程度。大挙して押し寄せる日系(かつ短い期間で帰ってしまう)とは大きな差があります。その結果、残念ながら地場にいる日系をサービス対象としているケースがとても多く見られ、本質的なグローバル企業というのはなかなか存在しません。簡単に言えば、まだ残っている日本の経済力になんとか支えられているというのが現状です。。。 また、確実に日本から見たらまだ仏教圏はある程度文化的に分かりますが、イスラム圏は理解が難しい。そもそも理解できないことを前提に動くグローバルでどうやって自前主義だけでやっていくのか。 得意なことに集中し、不得意な事は外部リソースをうまく使える能力を磨く。これこそ今重要な事だと思えるのです。これは日系企業の事業創造においても言えて、自前主義がものすごい強いです。花王が自前主義を脱却というがあります。 IMG_7433 もちろん、それで勝っていた時代もあるのでしょうが、市場が変化して非常に早く動くのであれば過去の成功パターンが使えないのは当然なところです。自前主義がアセットというのであれば、外部リソースをうまく使える、権限移譲、マニュアル化、その制度を整えている事が今後はアセットになると思えるのです。 私がただ思うのは、この競争環境の中で、そこまで自前主義にこだわるのであれば、沈没せざるを得ない。そして、沈没しそうになって外部リソースといったところで、その外部リソースを使えるナレッジアセットはないわけで、間に合うとは思えないのです。 もしも、アジアの中で(色々な反論もあるでしょうし、伸びている事例もありますが)劇的に落ち込んでいく日本の立ち位置を感じるのであれば、日本のやり方が過去は良かったが、今は確実に時代遅れになっており、日本型で構わないので、その変化を受け入れる時が来ていると。そして過去に日本は大きな変化を受け入れることができた歴史があることを思い出す時だと思います。 今のままでは、 B29爆撃機に竹槍で挑もうとしていた頃と何も変わっていない 古森 重隆 富士フイルムホールディングス会長・CEO

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