【01Blog】日本企業の研究開発投資効率の低下を考える。

投稿者:Goda George
2015/01/13 05:03
日本企業の研究開発に関しての投資効率の低下を今一度直視しましょう。 私はそうなるべくしてそうなっていると思いますので、これ自体には驚きはありません。R&Dの成果物を事業化したいというご要望は実は沢山頂きます。問題は、研究開発のテーマと事業化の間のギャップが大きいのに対し、技術があれば新規事業は興ると、比較的事業化を軽く考えている方が多いこと(技術神話)、後は、研究開発も素晴らしい物も多いでしょうが、テーマ的にどうかな?というものが多いように思ってます。下図は経産省の資料からです。日本の研究開発効率(生産付加価値と研究開発費)の低下は各国と比較してかなり問題が有ります。 経産省資料 元々は研究開発その物が新規事業になって来た時代もあったので、その名残ではないか?と思っているのです。 この富士通総研さんのエントリーは原因を詳しく書いてあり、参考になります。要旨をまとめると、下記となります。
  1. 研究開発のマネージメントに問題が有り、成果指標などが現在に合っていない。
  2. 新規事業を取り巻く環境が変わり、研究開発と新規事業のギャップが1990年代と比べて極めて大きくなった。
  3. 新規事業を自前の中央研究所の技術から生み出そうという気持ちが強過ぎる。
今一度、研究開発そのものを見直す時期に来ていると思います。私としては新規事業自体は既にストーリで売ることや異業種とのイノベーションにより起こっており、研究開発自体は重要な要素かも知れませんが、多くの分野でそれ自体が決定要因になりにくくなっていると思えます。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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