【01Blog】日本企業の問題点に関して(藤野英人さんの2012年のエントリーから)

投稿者:Goda George
2015/01/18 22:16
まとめますと「自分のアタマで考えられていない(シフトしている)」、「本質的な議論が苦手なため夢やビジョンが創れていない」、「全体合意を取り過ぎ」、「大きな視線で長期的に考えられない」などになります。今一度、自分たちに関して考えてみましょう。 2012年のものですが藤野英人さんの「これからの日本のついて自分のアタマで考えよう」5回の対談記事があります。約3年前の記事ですが、多分、前よりも状況は良くはなっていない気がするので、今一度ここのエッセンスを抜き出してみましょう。 まず、自分のアタマで考える事は重要ですね。我々は周りの環境で思いっきり考え方がシフトしてますから、違う分野や立場の方とお話するのは非常に有効ですね。特に同質性を知らずに求める日系ではここは自分は常にシフトしていると意識付けする必要がありますね(これは私も含め)。 次に、創業者はともかく、社内出世した社長さんの場合は、事業活動を大きくすることは得意ですが、会社の存在意義などの本質的な事を考えることは決して得意ではないということです。創業系はアイデンティティ・クライシスを起こしますから、そもそも自分ってなんで、そもそも何の会社なんだっけ?と哲学的な事を必死で考えるわけです。この差は大きく出てしまうと思います。 IMG_8567 必ずしも米国の企業が素晴らしいわけではないでしょうが、本質的な会社の存在意義を考えるということは見習わなければなりません。これは正直、私が会社勤めの頃に聞いたら無駄な行動だと思ったでしょう。一方、創業系に来ると、これほど重要な事はないと思うのです。ここは人材流動が激しく、トップの入れ替えが頻繁に起こり得る米国ならではでしょう。そもそも、異文化で来るわけですから、全く考え方のシフトした社内を見たら、そもそも(自分たち)あなた達は何者なのか?という議論が重要になると思えるのです。 次に、日本企業は停滞に入るとなかなかチェンジできないというのもその通りですね。結局、上の方からしか変革が出来ません。社長さんが変革型に変わった会社はその時に相当の反対があっても一気に攻めないとその次の未来は来ない。中途半端では変わらない。素晴らしいでは足りないと思えるのです。何故なら、そこで変わらなかったら未来は無いか、本当に酷い状況になってからですから。なんで余力のある時にやらなかったのか?なんて言っても遅いです。 日本の悪い民主主義もその通りです。私もそもそも民主主義が一番正しいと思ってました。しかしそうではないのです。こと実業に関しては、意見を無視するトップはともかく、意見は聞きながらも事業創造において何が大切かをベースに取捨選択を時に非情に行うリーダが求められるのです。特に日本は民主主義が良いとアタマから信じこんでますので、この点は今一度考えなおす必要があります。 IMG_6815 成長のためには、自身がワクワクし、夢を語れる環境が必要。その通りですね。そもそもワクワクしているのか?ですね。夢を語りましょう。 ここは議論が居るでしょうが、雇用流動性の低さは問題ですね。累積型の戦略も必要なので必ずしも雇用が流動すれば良い!と極端に考えてはいけませんが、ここまで特に大きな企業の流動性が低すぎるのは問題でしょう。会社が国際的に比較してキライな人が多いなんてのはなんのために生きているかわからない状態です。昔の格差の大きな頃の資本論とかに出てくる時代ならともかく、世界的に格差の小さな国なので、論理矛盾してます。 また、日本は長期的視点で考えるというイメージがありますが、実は短期収益(一攫千金)を求め、長期的な投資を好まないという特徴が書かれております。今一度、自分たちの常識を疑う必要がありますね。これは一重に人にも依るでしょうが、産業全体を盛り上げて自身も利益を取るようなビジョンに欠けている点があると思ったほうが良いかと思います。 もちろん、日本の良さもあるわけで、悪いところは学び、変えていくことで、ワクワクした未来を創っていきましょう!
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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