01Blog / スタートアップで内部紛争はもれなく起こるもの

2015.01.25

スタートアップの死因は「他殺ではなく自殺」ということと、それをどう乗り越えるか?ですね。 スタートアップの死因は「他殺ではなく自殺」というエントリーがございますので参考に。元記事はこちらですね。

ベンチャーの世界と会社の世界は時に真逆

これは良くある問題ですね。特に大手企業では雇用流動性の低い日本では性善説がデフォルトで動いている場合が多いと思います。これは企業によらずに文化的にもですね。比較的安定したコミュニティを創ることも原因でしょう。長く一緒に居ますので、不正直な行為は最終的に嫌われますので、性善説で真面目にやっていた方が結果が良いというインセンティブが働くからだと思います。一方、ベンチャーの世界になると性悪説、韓非子の世界になるのでこの差が大きいのも特徴です。

内部闘争は本当に良く起こる、というよりそれが普通

さて、この外的ではなく内部紛争によるものが多いというのは確かにそうだと思います。ここでもう一歩議論を進めてみます。「内部紛争は当たり前」という考え方です。多くの国や会社、これは戦争に至るまで、内輪もめが一番の原因であることは歴史を紐解けばいくらでも例が見いだせます。要は、内部紛争は必ず起こり、たまたま、社会が安定しているとそれが見えにくくなっていると思うということです。データを消した、訴訟だなんだかんだというのは我々の周りにいくらでも聞きますので、それだけトラブルが多いんだと思います。

最近良く聞くビジネススクールのクラスのチームはかなり・・

よって、私が思うのは、大学院の仲間で起業系のクラスをベースに組んだといったチームには(必ずしもではないですが)大丈夫かなぁ?と思ってしまいます。そもそもその事業をやる上で最適な人が、限られた人材のプールに居るのであろうか?という疑問です。特にMBA系の人はグループワークに慣れていますので、この点に気をつける必要があります。ほぼ上手くいかないと思った方が良いと思います(一方、創業者は結構同じ学校が多かったりします。なので、悪いわけではないのです。問題は必然性ですね)。

行動でみる

最初のエントリーにもありますが、名声の部分は問題になるかも知れません。いわゆる肩書ですね。ここはバイアスが掛かってしまうので、注意ですね。  私個人も必ずしも見る目があるわけではありませんが、今までの経験として最初に会った時に「言うことが綺麗な人は比較的トラブる」気がしてます。言葉に引っ張られますが、言葉よりも「発注をかけてくれたのか?」「実際に紹介してくれたのか?」「やると言ったことをやってくれたのか?」「ゴミを片付けたのか?」などの行動から判断する事にしてます。 もう一つは、トラブルのは当たり前なので、その対応をどうするか?ですね。ここは感情に流されず、実際に何が起こったのか?という事実関係をベースに性悪説型で解決施策を練ったほうが良いと思っております。後は、客観的に見て、揉めている当事者同士はどっちもどっちというケースが多く、結局のところ当事者での解決が難しいというところです。 人は見かけによりませんね。しかしながら、分かり逢えない事を前提に行動すれば光明も見えてくるかも知れません。

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