マッチングメディアの巨匠リクルートさんのリボン図に学ぶ
リクルートさんのリボン図には様々な解説がありますが、
こちらにその内容が書いてあります。
ここにも更にこの記事の解説がありますね。簡単に言えばお互いの情報非対称を埋めるというものですが、ここで注目すべきはプロダクトアウト型(自分の知りたいもの/伝えたいものを出す)のメディアにならずに例えば個人ユーザが実際に購買行動を起こす上での行動要因を丁寧にユーザ目線で確認していくことです。
ここで、重要になるのは、およそ何かを実施するときには人は「
プロダクトアウト」型になります。簡単に言えば顧客不在ですね。特に日本人の場合は、
自分がこう思うから相手も「こう思うはず」という前提を強く自分目線に置く傾向が強いので常に気をつけなければなりません。これは特に同一会社内、同一地域内、同一産業内では共通プロトコルを日本人が相当共有している文化で生きているということ(コミュニケーションコストが安い)にも根ざしますが、少しでも異文化になると全く違うプロトコルで動いていますので、
自分の前提(常識)自体を相当疑ってかかる必要があります。もちろん、では、顧客目線が重要だ!となってしまい、ユーザの意見を聞いてそれを ベースに製品やサービスを創ることが必ずしも良いわけではありません。
- 自社目線で相手のニーズを見ること
- 相手の口から言語化されるニーズではなく「インサイト」を探る必要がある
前にリクルート出身の方に聞きましたが、少なくとも
「この製品やサービスを使いますか?」という聞き方はしないそうです。なぜならユーザ自身が自分のニーズを実際には正確に把握しているわけではありませんから。なので、アンケート等は決して当てになるわけではありません。問題はそういうものだと知っていて、アンケート等の結果から真の顧客のインサイトを探る洞察力の方になると思います。
リボン図に関しては様々な解説がありますので、こちら(
参考1、
参考2)を参考に。
本質的な人の行動原理(購買原理)はなんなんでしょうか。その真理を追求する事がマッチングメディアの基本かも知れませんね。
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