【01Blog】日系企業はなぜ短期収益にこだわるのか?

投稿者:Goda George
2015/03/18 03:04
日系企業が新規事業や海外展開で非常に短期的な収益にこだわる傾向が見られますがこれは何故なのでしょうか? 先日、上海から牛田さんがいらっしゃって色々日本企業の海外進出の問題点をお伺いしました。欧米や韓国企業が10年単位で出てくるのに対し、日本は数年間での結果を求めます。日本の方が長期的な視座で物事を考えそうに思えるんですが、収益(成功と失敗の見極め)が非常に短期に偏る事が多いことを感じています。株主のうるさそうな欧米企業の方が短期収益に偏りそうに思えるんですが。。。(少なくとも私は)。 IMG_9522 なぜ、日系企業の多くが短期の収益にこだわるのでしょうか? まず、日本企業に限らないですが同族企業というのは一つ強いということがあります。出世競争というインセンティブは必ずしも事業創造とはつながらないので、問題はあるでしょうが安定して長期視点で考えられるという点では同族企業はちょっと有利にも思えます。また、バブル崩壊後に短期視点に日系企業は経営が偏って来たというコメントもあります。 何事にもインセンティブというのは重要だと思います。経産省さんからこの点を考慮した資料が出ておりますね。下記を見るに株主には色々言わないとならないが、短期にも長期にも経営者の報酬があまりにも付かないですね。これではあまりにも精神論に頼った経営になってしまいます。同族の場合はそれでも良いのでしょうが、社内で勝ち抜いて来た社長や経営陣に関しては報酬体系は長期的な収益を達成する事に関して十分とは言えないかも知れません。 01Booster いずれにしろ、様々な分野(社員でも経営陣でも)でお金だけではないでしょうが、キャリアなのか、どのような形でもインセンティブ設計が無く、日本人の生真面目な部分に日系企業が頼りすぎている気がします。
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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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