ゲーミフィケーションに関して少しサマリーします。
” How do you motivate someone to do something? ”
ご存知のない方のためにそもそもゲーミフィケーションとはなにか?ですが、
Wikiによりますと、下記の記載があります。
ゲーミフィケーション(英: Gamification)とは課題の解決や顧客ロイヤリティの向上に、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動全般。この言葉は「日常生活の様々な要素をゲームの形にする」という「ゲーム化(Gamefy)」から派生し、2010年から使われはじめた。(http://ja.wikipedia.org/wiki/ゲーミフィケーション)
1. 市場の伸びに関して
Gamificationの市場は世界で68
.4%伸びるという
報告があります。
2015年のOnline教育における大きな流れとしても取り上げられております。10個の流れとしては、Big Data、
Gamification、Personalized learning、Mobile Learning、Focus on return-on-investment(MOOCが流行ったがMonetizationが今一歩だったので)、APIs、Automation、Augmented Learing、Corprate MOOCs、Cloud Learning Management System)があります。
ポジティブ面に関しては
こちらを。簡単にいえば、伸びるということですね。
http://www.digitalchalk.com/blog/8-surprising-gamification-statistics
下記の
Infographicはゲーミフィケーションを良く表しているので、参考に。
https://www.entrepreneur.com/dbimages/article/1406136748-your-answer-lackluster-customer-employee-engagement-add-fun-gamification-infographic.jpg
要するに、伸びるは伸びるのですが。というところですね。ネガティブ意見は下記に。
2. Pros & Cons
ここに利点と欠点がまとまっております。
- 利点:面白い。遂行を助ける。ユニーク。
- 欠点:競争が激しくなりすぎる。固執してしまう。意味のない手法が増える。
ネガティブ意見もありますね。なかなか本質的な事が書いてあります。
ゲーミフィケーションを導入することは、非常に影響が大きく、ゲーミフィケーションを導入すること自体を目的化してはならない(いわゆるゲーミフィケーションのためのゲーミフィケーション)。まずは、目的、解決したい問題点をはっきりさせ、それに手段としてのゲーミフィケーションが合うのかを検討し、
Return on a Gamification investmentを考えなさい。という至極まともなコメントです。
3. Gamificationの実装に関しての考え方
下記のSlideは定性的ですがGamificationに関して言語化されてますので参考に。
http://www.slideshare.net/thijsdevries/gamification-for-startups-46355157
10個のGamification Techniques for Startupがありますので、これも時間があれば。項目だけ下に抜き出しておきます。
1. Identify the distractions:
2. Focus on the players:
3. Small and quick rewards are great:
4. Make your audience learn with
gamification:
5. Use
gamification in social
medias:
6. Create a group beyond games:
7. Set complex and
longer-form games:
8. Play to increase brand interaction:
9. Set your spending limit:
10. Come out of running within the discount circle:
4. Gamification適用の実例
Fitbit
時計等のウエアラブルのフィットネス製品ですね。アプリと連携しております。バーチャルにチームでエクササイズを競い合ったりなども可能です。
FitRPGはこのFitBitを利用したもっとゲーム性の高いアプリです。自分の対戦型キャラクターとフィットネスを組み合わせたイメージですね。
Atari Fit
ゲーム会社の
Atari社が創ったゲーミフィケーションを応用したフィットネスアプリです。 150個のエクササイズプログラムやソーシャル性などのゲーミフィケーション要素をいれこんであります。このように他のプレイヤーがこの分野に参入してくるのは面白いですね。
Nike+Running Apps
これも様々なランニングの目標設定やソーシャル性を持たせております。
Fitocracy
これはソーシャル性などのゲーミフィケーションに加え、クラウドでコーチを1日1ドルで雇えるという形になっておりますね。
Strava
サイクリングやランニングをスマートフォンでトラッキングして、様々なバーチャルな競技会(チャレンジ)が用意されております。これとは別ですが
Map My Fitnessも同じようにチャレンジを用意しております。
それぞれのチャレンジは例えばこんな感じです。
簡単そうではあるんですが、人をGamificationを使って盛上たりするのはかなりのノウハウの塊と飽くなきチャレンジの連続だとも思えます。Gamificationを実施するということ自体が起業家・事業家の方々にとってはGamificationそのものなのかも知れませんね。
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