アクセラレーターが今年どのように変わっていくのか?欧米の先進モデルに興味ありますね。
2015年に欧米のアクセラレーターで起こる10個のことということでVBに記事があります。少しまとめてみます。
(1) 小さなアクセラレーターは淘汰される。
多くの選択肢がある中で、小さなアクセラレーターは淘汰の方向に向かうとのこと。
(2) 産業特化型のアクセラレーターが出てくる。
例として、エネルギー分野に特化したSURGE Venturesがあげられています。これはシェルやエクソンモビルなどがスポンサーですね。
(3) Laterステージの扱いが増える。
現状は95%のアクセラレーターが初期段階のStartupを見ているが、より、Later寄りになるそうです。
(4) Mid-Classのアクセラレーターは提携していく。
Global Accelerator Networkの例を出しています。
(5) ビジネスモデルのプライオリティが上がる
どれだけお金を稼げるビジネスモデルなのかをより重視するようになる。
(6) チームとアイデアが別に選ばれるようになる
チームの再利用が始まるというところで、アイデアとチームがある程度切り離して選ばれるようになるとのこと。
(7) ファンディングがマルチ化
いくつかのアクセレーターからファンディングを受けるModelもでてくるかも知れません。
(8) アクセラレーター自体の国際化
(9) バーチャル化する
上記に関連ありますが、範囲が広がるということで、バーチャルなDemoDayなどもコモン化するようです。
(10) 小型のスポンサーが増える
今のところは大手がスポンサーをしているが、規模が小さい多数の会社もスポンサーに入ってくるとのこと。
上記、色々な流れが期待できますね。

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。