【01Blog】学研アクセラレータープログラム終結

2015.05.30

今週5/27のDemoDayをもって、約8ケ月間にも及ぶ活動が一区切りつきました。実際プログラム参加企業への出資手続きが続きますのでもう少しかかりますし、事前準備を含むと約1年がかりの取り組みでした。関係者のみなさま、本当にお疲れさまでした。そして、何よりもプログラム参加いただいた起業チームのみなさま本当にありがとうございました。

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もともとUSのTechStarsモデルを徹底的に研究し、そして徹底的に批判的分析し、日本流にローカライズしてまいりました。実際は走りながら調整していった感じです。日本にはGlobalAcceleratorNetworkに掲げられるクライテリアに準拠した本格的なコーポレートアクセラレーターは見当たらなかったため、01Boosterがその先駆となるべく、事前にかかげた仮説群を1つ1つつぶしてまいりました。そして、見事に参加5チームの成長スピードが加速していることを実感しました。詳しくは来週6/3のオープンイノベーションイベントでお話ししようと思いますが、そのエッセンスを当01ブログ残しておきたいと思います。

①学研ブランドの威力

教育サービスは「信用力」が重要となります。どれだけよいサービスを作っても信用力がなければ顧客は振り向いてくれません。学研は日本における教育企業としては絶大なネームバリューがあります。その学研が支援しているベンチャー企業であることで通常敷居が高い学校機関へ営業しやすくなるし、金融機関から融資を引き出しやすくなる現象が見受けられました。

②学研グループの協力体制

私が言うのもおかしいのですが、最初は学研の協力をどれだけ引き出せるのかが心配でした。みなさん本業が忙殺される中で社外のベンチャー企業を助けてくれるのか分かりませんでしたが、実際は各起業チームに1or2名のカウンターパート(しかも部課長クラスのみなさま)がついてくださり、社内アセット・リソースへの架け橋になってくれました。本当にありがたいことです。そして、この社外のベンチャー企業との関わりを楽しんでくれている、心地よさを感じてくれていると感じました。(あくまでも私の推測ですが。)

③学研トップのコミットメント

上記②に重ねて、学研ホールディングスの宮原社長がサポーティブであり、コミットしていただけていることが何よりも心強かったです。トップのコミットメントはコーポレートアクセラレーターの必須項目です。

④締切り効果の有効性

DemoDayでTHINKERSの山内さんが言ってくれてましたが、起業活動は上司もいなければ、初期は顧客もいない、ゆえに定期的に報告し、フィードバックを受け、時には叱咤を受ける機会を強制的につくることが極めて有効であることを痛感しました。今回の定例報告会は月1回、全チーム揃って実施してまいりました。それをすることでピアプレッシャーを受けることで進捗スピードを早める効果がありました。また、起業チームの中には事業開発のプロ集団やシリアルアントレプレナーがいらっしゃいましたので、他チームからも大いに学び、チーム間の相互メンタリング効果がありました。

⑤同じオフィスのコミュニティ効果

同プログラム期間は01Boosterオフィスを無償で開放し、同じオフィスで活動することで日常的なコミュニケーションが可能になりました。これが掛け替えがない。改まって行う会議だけではなく、日常コミュニケーションをすることで課題の即時共有や壁打ちの実施等が可能になりました。

 今日はここまでです。残りは6/3のイベントでお話ししたいと思います。久々にブログ書いたので文章が下手ですみません。

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