「スタートアップは急成長を目的とした組織である」この言葉いいですね。
さて、一口に起業と言いましても様々な形があります。法人成りして起業しました!という例もありますし、補助金をもらって会社を創って起業しました(間違いでは無いでしょうが・・)という話を聞いて、むむむ?と違和感を感じたものです。これは単純に前提(定義)を合せていないからでしょう。01Boosterでは主に3つのカテゴリーに起業を分けております。
特にグローバル事業機会型を01Boosterでは狙う人を増やしていきたいという想いがあります。と同時に今までは日本ではStartupという言葉が一部をのぞいてそこまでメジャーではないので意識的にベンチャー企業という言い方をしてきました。ここで仮にグローバル事業機会型でも、もしかしたら、上記の中間型でもどちらかというとその事業自体のゴールイメージであり、どれぐらいの時間軸で達成するか?というのは表現されておりません。もしかしたら100年後かもしれません。となると、このStartup(急成長を目的とする組織)という概念はもうひとつの軸として重要になりそうです。
このエントリーのY-Combinatorの話には様々な示唆がありますので良かったらご一読を。簡単に要点をまとめると。
個人的にこのエントリーの圧巻は・・・
優れたプロダクトを作るために、スケールしないことをしよう (Do Things That Don’t Scale)
しびれますね。そうです。急成長のために急成長しないことをするというこのなんともいえない矛盾。スケールしなかったら(Y-Combinatorでは週で7%とされているようですが、もちろん、IT系の場合)スケールしないことをする。
時にその事業を大きくするためには日本人では薄い概念ですがCEO自体を人に譲る必要が出てくるでしょう。目的は自分の城を創りたいのか、それとも事を成し遂げたいのかです。どちらも良いも悪いもありません。ただ、一つ言えるのは、人がやらない狂ったこと、無理だと言われたことに果敢にチャレンジし、急成長を遂げ、そして、そのサービスを一ユーザとして脈絡もなく外部で楽しむ、または知る。この感覚が最高にCoolだとも思えるのです。何故ならそれが一端でも自分たちは世界を変えたと思える瞬間だからです。