停滞を嘆くのか、それともイノベーションの温床と考えるのか。
日経ビジネスに面白い記事が載っておりました。「ハーバードMBAでいま人気教材になっている日本企業はこれだ!」です。その前に前編で驚いたのが、50%のハーバードMBAの卒業生が起業していると。。これはすごい。
さて、話を元に戻しますが、この記事の中では新幹線の掃除を実施するテッセイなどが取り上げられています(HBSのケースで使われている)。無意識ではありましたが、東京駅で新幹線の掃除はすごい気合が入っているなぁと思った記憶があります。
停滞している状況をダメだと思うのか、あるいは、チャンスと感じて新しいイノベーションを探すのかでは大きな差があります。全員では無いでしょうが、多くの人が、新しい事業を熱望しており、悶々としながら困っているという状況はまさに原始地球の生命のスープように、イノベーションの生命が生まれる前夜なのかもしれません。
さて、この記事で良いことが書いてあります。大切なのは3つ。
ということです。人は最初の2個を考えますが、最後の一つが必要ですね。もう一つはインセンティブ設計に関しての記載もあります。日本はインセンティブ設計が弱い傾向があります。
金銭的インセンティブもありますが、下記の流れは重要ですね。
仕事の意味合い、会社の存在価値(顧客への提供価値)、もっと言えば、自分の存在価値とはなんなのか。これをもう一度考える必要があるのかも知れませんね。
たとえその事業が微々たるものであろうと、自分の利益は少額であろうと、国家必要の事業を合理的に経営すれば、心は常に楽しんで仕事にあたることができる。by 渋沢栄一