【01Blog】日本に最初に必要なのは起業に関しての啓蒙と教育

投稿者:Goda George
2015/07/25 23:11

まず、日本に必要なのは起業に関しての啓蒙と起業家教育だと思います。

最近は様々なアクセラレータープログラムやファンドを立ち上げる動きがあります。これ自体は非常に好ましい事だと思います。一方で一般的な欧米で行われているアクセラレーターには下記の2つの特徴があります。

  • サポートするStartupへの運営側からの投資を伴う(一般的に10%前後の株式シェアを取る)
  • 企業価値を上げるビジネスモデルが基本的な条件となる

 

上記の2つを踏まえると、日本にはそもそもリスクマネーの投資を受けて自社株を人に渡すこと、また、事業を大きく拡大するという発想の2つが実は欠けているケースが多いです。

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日本はリスクマネーの供給比率が極めて低い世界最低水準であること。また、このアクセラレーターモデルで対象になるのはグローバル事業機会型であるに対し、中小企業型または独立型のビジネスモデルを追っている人の方がいわゆる独立開業している方には日本では圧倒的に多いということです(良い悪いという議論ではありません)。

つまり、アクセラレーターを運用する上で(大企業側のリテラシーもさることながら)、これらを知らない、考えたこともないという状況があります。このため、下記の2つの問題に遭遇します。

  • マインドセットの再設定
  • そもそも、そのようなビジネスモデルの経験も無ければ、リアルに知る場所が無い

 

01Boosterでは主に大手企業さんと組んだコーポレートアクセラレーターを運用していますが、実際には起業側に対してのこのような啓蒙・教育が最初に必要だと感じています。必ずしもこの部分ではマネタイズができないので、非常に社会的な活動になる部分は否めないのですが、多くのアクセラレーター的な活動に参加される方はこの点への留意を最初に持たれることをお勧めし、なかなか効果が難しいですが、リスクマネーと共にグローバル事業機会型のビジネスを考える啓蒙と教育を「先に」進める必要があります。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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