本日12月31日をもって2015年が終わります。2015年中にお世話になった皆様には深く感謝を申し上げます。
この時間で今一度01Boosterの2015年を振り返りたいと思います。
2015年は01Boosterにとって明らかにターニングポイントとなった年でした。これまで3.5年間、合田ジョージとほぼ2人で立ち上げてきましたが、フルタイムおよびパートタイムの精鋭メンバーにご参画いただき、チーム経営をスタートしました。ベンチャー投資もスタートさせ9社に投資させていただき、オフィス入居者も80社(人)を超え、安定稼動するようになり、日本流コーポレートアクセラレーターを確立するべく計5件のコーポレートアクセラレータープログラムをスタートさせました。厳しい基準があるグルーバルアクセラレーター団体であるGlobal Accelarator Networkへの加盟も1年越しで認められ、多くの起業家、大手企業の新規事業ご担当者、投資家の皆様とのネットワークも拡大し、あらゆる領域で一気に事業が広がった年になりました。
本当に目まぐるしく、やることが山積みの年でした。
ただし、多くの機会を頂戴するにつけ、鈴木個人および01Boosterの至らぬ点を深く恥じ、共同経営者である合田ジョージとともに猛省し、自分たちを改める日々でした。
【1】驕らない
今まで私(たち)は驕っていました。事業開発領域については多様な経験をもち、起業経験およびEXIT経験をもったメンバーで構成され、人前でお話しする機会が増えており、それが我々を傲慢にさせていたのだと思います。結果を出していないにも関わらず。自分たちの優位性を強調し、自己肯定するために理論武装も一生懸命やっていました。今思えば事業開発系の理論武装ほど空虚なものはないとも感じています。2015年末、その点に関して猛省しています。我々のなすべきは、起業家のみなさま、企業の新規事業開発部門のみなさまに寄り添い、みなさまの事業創造活動を当事者意識をもって一生懸命、額に汗して行動することです。
【2】もっとオープンになる
事業創造アクセラレーターとブランディングするには恥ずかしいかぎりですが、我々の視野はまだまだ狭いです。他者とのネットワーキングもそうですし、他者主催イベントの参加、アライアンス等も少ないと思います。オープンイノベーションを推進している我々がオープン活動をできていないことは本末転倒です。もはや単一領域でイノベーションを起こす時代ではなく、多様な領域に視野を向けなければならないと痛感しています。2016年は他者への尊敬を忘れずに、さらに活動領域を拡大してまいります。
【3】事業創造に集中する
2015年に続き、2016年も継続して地道に事業創造に、関わる起業家、企業の事業価値の向上にすべてに優先させていきます。マッチングやイベントはその1プロセスに過ぎません。結局は事業を創造する、事業価値を向上することで01BoosterのMission「日本を事業創造できる国にして、世界を変えて」まいります。
【4】精鋭メンバーが活躍できるマネジメントをする
2015年は複数のメンバーが01Boosterの運営に参画してくれました。参画メンバーに関してはとにかくこだわっていますので、現メンバーはこだわり抜いて参画していただいた精鋭メンバーです。この点に関しては非常に満足していますがこのタレントチームの力を最大限引き出す力がないことは経営者である私の力不足です。01Boosterメンバーは計り知れないポテンシャルを持っており、参画メンバーの力を最大限引き出すことこそ私の役割であると肝に銘じます。
結局、
市場と向き合う前に自分たちを律し、変えていかなければいけないと思っています。01Boosterのミッションは「日本事業創造できる国にして、世界を変える」ですが、まずは「自分たちが変わる」ことから2016年はスタートします。