01Blog / コーポレートアクセラレーター Corporate Acceleratorとは

投稿者:Suzuki Norifumi
2016/06/20 21:59

2015年は日本における『コーポレートアクセラレーター』の元年と言ってもいいでしょう。今年、01Boosterは厳しいクライテリアがあるグローバルアクセラレーターネットワークへの加盟が認められ、『コーポレートアクセラレーター(Corporate Accelerator)』を商標出願したこともあり、ここでコーポレートアクセラレーターを定義し、整理することを試みたいと思っています。

もちろん、事業創造やオープンイノベーションに絶対解等ありませんし、ツールや方法論に固執するのは無意味だと思っていますので、あくまでも01Boosterに関わる方々の共通認識ということを前提にしたいと思います。


【コーポレート(大手企業)サイドからの定義】

社内の経営資源だけでは生み出せないような事業の立ち上げを、       

本体から切り離した出島環境で、

②主にベンチャー企業や起業家等の社外の実行力、執念・覚悟、革新・新規性を活用して、

③失敗コストを制限し、

④リスクを外部化し、

⑤スピード感を持って、

⑥数多くトライできる、

事業開発方法、の1つであり、中にはM&A等でスピンインの可能性を待つ、中長期的な戦略になります。


【起業家サイドからの定義】

あるゆる経営資源が不足するベンチャー企業にとって、

①大手企業にある経営資源(人材、ブランド、信用力、ネットワーク等)を活用でき、

②大手企業から支援を受けているという信用力補完ができ、

③社内外の専門家、メンターからアドバイスを受けられ、

④無償でオフィスの利用ができ、

⑤大手企業およびアクセラレーターから出資を受ける機会があり、

②有期限の締め切り効果や、

③複数チーム参加のピアプレッシャー効果&ピアサポート効果により、

事業の成長を加速し、成功確率を上げられるプログラムです。


Global Accelerator Networkクライテリアからアプローチしてみると

①3-6ケ月のアクセラレータープログラムであること、

②メンター主導型であり、メンターが40~80名いること、

③1回のバッチで10~20社までが参加し、小規模であること、

④出資と経営資源の提供が準備されていること、

⑤参加する起業家/ベンチャー企業にとって有用であること、参加は強制されず、マイナー出資があり、オフィス環境が提供されること、

⑥アクセラレータープログラムの運営は起業家(現時点で)によってされること、

となります。


重ねて申し上げると、コーポレートアクセラレーターは「事業創造のための有効な方法論の一つ」に過ぎず、絶対的な方法論やツールなどありませんので、この定義も随時見直しておきたいと思っています。

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投稿者
Suzuki Norifumi
代表取締役CEO 01Booster Inc.

大学卒業後、ゼネコン主計部門を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社、管理部門を統括するコーポレート管理室長。東証マザース上場、東証1部指定替えプロジェクトメンバー。その後、エムアウトにおいて教育事業「キッズベースキャンプ」を創業するとともに、兼務で新規事業開発シニアディレクターを歴任。同事業を東急電鉄に売却するとともにその後3年間のPMIを経て、同社取締役退任後、事業創造アクセラレーター株式会社ゼロワンブースターを創業し、起業家支援、企業向け新規事業開発支援事業を展開。日本を事業創造できる国にして世界を変えるために事業創造プラットフォーム構想を推進している。

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