01Blog / コワーキング、インキュベーター、アクセラレーターの違いは何か?

投稿者:Goda George
2016/01/06 00:00

コワーキングとインキュベーター、そしてアクセラレーターの違いは何か?特にアクセラレーターは日本ではまだ比較的新しい概念ですので、日本国内では非常に様々な使い方がされています(Global Accelerator Networkの定義はこちら)。

さて、この違いはなんでしょうか?せっかくの機会なので本場のUSで少し調べてみます。基本的に3つともいわゆるオフィスを持っています(参考)。

コワーキング

・「シェアされた」執務場所(インキュベーターやアクセラレーターでは場所自体の「シェア」は積極的意味ではない)

・簡単に借りられる(確かにアクセラレーターは厳しい選抜がありますし、インキュベーターもある場合が多いでしょう)

・コーヒーやキッチンなどへのアクセス(もの自体はあるでしょうが、この視点は確かに、下記の2つには無さそうですね)

・ビジネスニーズ(人数)によって、大きくー小さくが比較的簡単に可変可能

・月極の費用を払う

インキュベーター

・執務場所

・ビジネスを進める上での各種サポート(会計、IPトレーニング等)

・投資家、メンターなどへのネットワーク(但し、基本的にStartup側が自主的に求める、ここがアクセラレーターと異なる)

・「プル型」のメンタリング、やネットワーキング

・必ずではないが、Equityへの関与がある(ここがコワーキングと大きく違うところですね)

・「Startup」に基本的に場所を提供する(スタートアップの定義はこちら、コワーキングではStartupも「含む」だと思うのでこの点が違いそうです)

アクセラレーター

・執務場所

・「プッシュ型」のメンタリング(ここが確かにインキュベーターとは異なりますね)

・基本的にEquityを取る(積極的に取るのがインキュベーターとの違いでしょう)

・ネットワークング、投資家の紹介というのも「プッシュ型」

・数ヶ月のプログラム期間内のみで期間が短い(ここが年単位のインキュベーターとの大きな違いでしょう)

・オフィスの費用は基本的に無し

さて、上記を見ると、相互に機能を持っている部分もありますが、基本的にコワーキングはインキュベーター的要素はありますが「場所をお金を払って借りる」ことであり、コワーキングとの大きな違いはEquityへの関与の有無、そしてStartupが対象かそうではない独立系も対象にしているかどうか。インキュベーターとアクセラレーターは大きくは期間の違い(年単位か数ヶ月か)、Startupを対象しているところは同じですが、その成長に対する様々な要素に対し、運営者側が積極的に関与するか(プッシュ型)しないか(プル型)、Startup側が積極的に使うかどうかの違いといえると思います。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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