01Blog / 自動車の世界で進むオープンイノベーション Automotiveが熱い

2016.01.30

中国やその他途上国の経済の減速が紙面を賑わしておりますが、これらオペレーションをしっかりする事が成長の鍵である途上国の先進国へのキャッチアップが余りにも早かったため先進国(成熟国家)ではイノベーションが必要となり、起業の重要性、必然的に大手企業のStartupとの連携が盛んにならざるを得ないという状況が生まれたと思います(Inc.comの記事)。

中国が成長期後期に入るとそのまま日本のように停滞するのか、あるいは、それをイノベーションで牽引していくのかは分かりませんが、成長率が落ちることで、オペレーション型の国からイノベーション型の国に変わっていかざるを得ないでしょう。

さて、この流れは日本の根幹でもある自動車産業ではどうなっているのでしょうか。海外の動きをまとめてみます。

TechStars Mobility in Detroit

これは来てます。場所も自動車産業本丸のデトロイト。なんと、フォード、ホンダUS、ベライゾン、マクドナルドとその他電装系大手など6社の混合チームとTechStarsでアクセラレーターを運用です。車、食、通信。まさに、自動車産業そのものを広義に定義してそこでのStartup支援です。熱すぎる。しかも、CES、デトロイト、NYC、ボストン、アンアーバ、SxSWなどでMeetupや告知をしてますね。まさに、全米を上げた取組。

Fastlane in LA

車のショッピングの世界を変えるアクセラレーターですね。edmunds.comがスポンサーで6社が選抜されております。

BMW Startup Garage

Websiteがかなりカッコいいですね。メーカーならではの車のPrototypeを創るような設備へのアクセスができると。これは凄すぎます。私はメーカ出身なのでわかるんですが、メーカーのこの手の設備は申し訳ないですが、いくらお金があっても独立系インキュベーター・アクセラレーターとかには無理です。1000倍ぐらい違うと思います。

JLR Tech Incubator

これはジャガーとローバーのインキュベーターです。

これらの他にもStartupbootcampを始めとして様々なテーマでAutomotiveの世界にオープンイノベーションを取り込む動きが進んでいます。

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