01Blog / イノベーター理論・キャズム理論・そしてスタートアップ

投稿者:Goda George
2016/02/08 00:00

エヴェレット・ロジャースのイノベーター理論、普及学(Diffusion of innovations)は有名ですね。後はキャズム理論(ジェフリー・A・ムーア)でしょうか。イノベーションの要件も参考になります。


イノベーターが使い出し、その後、アーリーアダプターが使う(買う)。その後、爆発的に普及するということです。それに加えてキャズム理論では、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間にキャズム(深い裂け目)があるというもので、アーリーマジョリティへの働きかけが必要だと説いています。

さて、スタートアップにおいてはこの過程を辿るわけですが、ランチェスター戦略とでもいいましょうか、最初にはEarly Adoptersに集中するというのがあります。このエントリーを参照してみましょう。最初の段階ではどこもそうだったと。Facebookはアイビーリーグ、Linkedinはシリコンバレーのエグゼクティブ、アマゾンは本など。どこかに集中しているということです。

多くのスタートアップの間違いはいきなりEarly Majorityに行ってしまうということです。

この層は誰かに勧められないと採用しない(Referenceが必要)

このため、普通に勧めても使わない・買わないということですね。今一度、ここを考えましょう。普及させるには「実績はあるのですか?」と言われること。そのためにはどんなに良い物を作っていても普及モードには行かず、如何に最初の実績を創るか(アーリーアダプターを取るか)?が最初に必要であり、その後、アーリーマジョリティには別のアプローチが必要(アーリーアダプターに語らせるなど)だということですね。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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