01Blog / いずれ到来する大リストラ時代に備えよ。取りうる道は?

投稿者:Goda George
2016/02/16 00:00

紙面を中国の景気悪化が賑わしており、それに連載した形で様々な指数が悪くなっています。例えば一つの指標であるバルチック海運指数がかなり落ちている事は前に書きました。

私は最初に入った会社が大規模なリストラを断行したのでリストラは起こると普通に思っています。当時は夢を見ているようでした。しかしながら、たまに企業の方と話すと全くそんなことが起きるとは思っていない人もまだまだいらっしゃいます。

これには少なからず驚かされます。

さて、リストラが良い悪いという話をしたいのではなく、リストラが起こるとしたら、ではどうするか?の方が重要だと思います。それは自分ではなかなか制御できませんので。

実は早期退職の方の話を聞く機会が最近増えているのも事実です。大企業を辞めた方が起業する時の留意点は先に書きました。ポイントを言えば、自己認識と起業社会とのズレが極めて大きいことと、どんなに会社で実績をあげていても、起業に関してのかなりの部分が新規になるということです。

リストラ自体は社会的に私は必ずしも悪いことではなく、多くの優秀な人材が市場に出てきますので、マクロ的に見ればNOKIAのブリッジプログラムを経てフィンランドが起業大国化したような現象もありえます。日本の起業環境を考えても、できれば多くの人が起業する未来が望ましい。

極論すればリストラされようがどうだろうが、起業して自ら雇用を創れば良いのですから。

さて、では、どんな道がありますでしょうか。全ては人次第ですが。前より活躍できないと面白く無いですよね。是非、活躍される道を!

1. 起業支援(オススメ度低)

起業支援に回りたいという人も居ます。社内起業と起業は全く別物なので、起業支援される方は起業経験があることが極めて望ましいのですが、仮にない場合でも実業経験はありがたいところです。しかしながら、ここに書いたように実務とマネージメントの両方の経験が重要になります。自分でゴリゴリに何かを(これは営業でも、新規事業でも)やってきた経験、つまり、自分の「コンテンツ」があることが望ましい。後は、あまりお勧めしません。この業界儲からないので。

2. 起業(オススメ度、人によって変わるが低〜高)

この部分はリスク許容度x適正で人によります。とりあえず、食っていくという生活確立型の起業の場合は地道にやればある程度はというところはありそうですが(でも保証系は無いので良くなるか?というと)。

起業される場合はどうか?この場合は、上の起業の留意点を一読頂くのも良さそうです。早期退職にもいろんな方が居ます。基本的にプライドが高い方と同じ目線で話せる方が居ますし、社外のネットワークが広い方も居ます。起業として必要となる、人的ネットワーク(有事の場合の)、様々な外部とのネットワーク、後は得意なもので、副業が難しい場合にはプロボノなど、とにかく、まずは、会社クビになったら一緒にやろうぜ、とか言ってもらえるセキュリティネットをこさえておくのが得策かと思います。最初はどうしても2年ぐらい無給が普通なので。

3. ベンチャー企業・中小企業(オススメ度高)

起業を仮にする場合でも最初はこれが良いかと。特に若いベンチャー企業はベテランのしっかりした人も必要になったりします。中小企業も反発(大手の人は何か一つのことしかできないと言われる)されることもありますが、悪く無い選択肢。でも間違っても「元の会社はこうだった」という無いものねだりを言うのは止めましょう。これは転職した場合もそうです。とにかく、バイタリティ・ダイバーシティを付けるように努力ですね。

4. 普通の転職(オススメ度中〜高)

これは3.同様ではあります。しかしながら、あんまり状況が変わるとも思えません。いずれにしろ、平時から「人的ネットワーク」「バイタリティの確保」などを通じて、いざとなれば引っ張ってくれる社長さん・マネージメントの方、なんでもやっていける能力を常に磨いておく事をお勧めします。

私は2000年前半の大リストラを経験しました。その時に思ったのは起こるものは起こるということですね。その時に、他社の方が「こんなことなら会社のいうことを聞かないで色々やっていればよかった」と言っていたのを思い出します。今はそれから15年後の世界です。当時は日本は厳しかったがまだまだ途上国には活力がありました。少しの間はそこも厳しいかも知れません。そんな中で、転職をしたい、起業をしたい、環境を変えたいと思っていても、なかなか辞表を出してまで、というのはあると思います。不謹慎かも知れませんが、私が当時、転職するときは若かったので、早期退職には引っかかりません。退職金殆ど無しで転職したものです。

逆にこれはチャンスだと思えるように今から備えておこうじゃないですか。私自身、あのリストラの嵐は本当に今思えば転機になり、とても良かったと思っています。その時に最悪に思えることも後で思うと最高になることってよくありますよね!

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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