01Blog / 傲慢という名の客

投稿者:Goda George
2016/03/20 00:00

「傲慢という名の客」には常に気をつける必要があります。

1. Startupは急成長を目的とした組織

つまり、通常考えられるよりも極端にスピードが早いです。私も半年で666倍の成長を味わいましたが、これはちょっと成長し過ぎです。01Boosterのような労働集約的な組織でも200-300%で成長します(私は01Boosterをベンチャーとは呼んでましたがスタートアップの定義からスタートアップとは呼んできませんでした)。何が言いたいかというと、想定よりも早く成長するということです(それだけ不確定要素が大きい)。

2. 勝利の限界点というジレンマ

ちょっと本題とずれるのですが勝利の限界点という法則があります。当たり前ですが、成長し過ぎると組織体、社内システムが追いつきませんので、自己崩壊します。これはバブルに似ておりますね。急成長しながらそれをコントロールするというジレンマがあります。冷静に。

3. 累積戦略は突然効果が出てくる

累積戦略(コツコツ何かをやっているとある日効果が出てくる、わかりやすく言えば、習い事とか英語の学習などは努力に結果が比例せず、ある日、突然効果が現れるようなものです)は「創発」というわれるある日突然効果が出ます。多分、少し起業成功2年間の法則に似ています。2年ぐらい色々(事業開発に正しいことを)やっていると突然効果が出ます。

4. 人間の自己認知は周りの変化に付いていけない

問題は周りの変化があまりにも急激に起こる事が問題です。それまではスタートアップはかなり虐げられたりもしているので、急にチヤホヤされると自分で自分の立ち位置を正確に認識できません。この時に常に気をつけないとならないのが「傲慢という名の客」です。これは非常に厄介です。

特に今まで誰も寄ってこなかったのに、急に面会やら組まないか?という話が増えてきます。話をして欲しいとか、取材も増えるでしょう。そこまで良い話は正直無いのも実情ですので、自社の都合で対応したり、お断りするにしろ、態度は傲慢にならないように気をつけないとなりません。

ジョブスの2003年のインタビューです。30秒頃に「傲慢という名の客」の話が出てきます。常に苦しかった頃を思い出し、傲慢という名の客が心の中を専有していないかチェックしなければなりません。「傲慢という名の客」に取り憑かれてしまっている人に会うこともありますが、これはどこかで大きな失敗をしないとなかなか治りません。特に初度に起業をする人は気をつけましょう。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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