01Blog / 「今年も桜咲く季節」何度も会社員に戻った夢を見たもんです

投稿者:Goda George
2016/04/05 08:36

2012年3月22日が01Boosterの創業になりますので、現在、4期目が終わり、5期目になります。まぁ、よく生き永らえたとも言えるし、3年間無給だったことを考えると(起業成功までの2年間の法則)、よくもまぁ海底で生き永らえてきたともいえます。そんなこんなで今年も桜が咲く季節になりました。

01Boosterの春を思い出すと・・・

2012年:買収開けで緩い始まりの春

買収元の会社を辞めて、僅かではありますが、数年持つぐらいのキャッシュもあり、シェアオフィス(コワーキング)の運用開始準備している頃ですね。なぜ、シェアオフィスなんてやっているのか?とも思っている感じですね。緩い春の始まりだったのでしょう。

2013年:そろそろ何かやらなきゃという焦りの春

01Boosterの機能はそこまで変わりませんが、入居者自体は増えており、この年の9月に7階に加えて5階に増床しております。2013年の後半から多分、最初のサービスであろう起業家育成プログラムの「01Dojo」が開始です。1年も何やってたのか?もありますが、まぁ、流石に将来どうするのか?の春だったでしょう。キャッシュが下手にあると良くない。現実からひたすら目を背け続けた2013年です。

2014年:サービス開発の夜明けの春

心ダウントレンドマックスの桜の時期。流石に私個人としてもキャッシュも問題です(代表の鈴木も口では言いませんし、コンサルをやってたりもしてますが家族も居るので、将来も考えるでしょう)。01Dojoの第二期を開始し、そろそろ事業体として趣味?の領域を超えて、次のビジネスモデルを模索する中で、2014年の中頃から「コーポレートアクセラレーター」のサービス開発が始まっております。この年の年末から2015年の初めにかけてコーポレートアクセラレーターが数社発表になりました。あなた何屋さん?という質問に何を答えるのかわからず、辛いが、そろそろ、我々は何屋と言いたい春だったと思います。なんだかんだ言って、支援しているスタートアップも大きくなったりして。社名もこの年の末に「オープンミートアップ」から「ゼロワンブースター」に変更してます。

「我々は一体何をやっているんだ?一体何屋なんだ?流石に・・」

2015年:コーポレートアクセラレーターとお給料の春

当然、コーポレートアクセラレーターはだーれも知りません。アクセラレーター自体の意味は加速器ですので、用語はありますが、企業価値向上としてのアクセラレーターの意味&仕組みは不明のところですね。説明が難しい。相変わらず、あなた何屋?の質問が今度は言語化できなくて困る頃です。業界の方々は少なからず注目してくれましたが。そして、何よりも、なんと、01Boosterから収入が得られるという感じです。我々は最初からコーポレートアクセラレーターの運用を考えていたのではなく、結果的にそういうモデルにたどり着いたのですが、人材、ネットワーク、オフィス、そして精神状態(自分でやりたいのが起業家)、若干ではありますが、生活できなくもないレベルの収入など条件が意図しなかったが揃うのには3年かかったともいえるでしょう。それぐらい、コーポレートアクセラレーターは蓋をあけると難しいモデルです(海外では上がったお金持ちの人か、財閥の人がやっている、実業を創るので収益性が悪く、立ち上げに時間が掛かるので)。

2016年:日本でのトップと次の事業展開の春

さて、コーポレートアクセラレーターも6個の運用となり、投資も9社、様々な実のある実績も出てきました。その関係で少し上り調子ではあります。日本においてはこの分野のトップも見えました。来年には海外に広げていく。問題はこの時期ですね。次の事業展開を模索する時期です。コーポレートアクセラレーター自体は景気の変動で影響を受けるでしょうが、新規事業という観点では特に日系企業に、はまりが良く(欧米標準のものに相当アドオンが必要ですが)、形は変わり、進化もしながら続くでしょう。そもそも、同じような形は近江商人の頃からあり、特に歴史上事業価値向上の仕組みが無かったわけではありません。問題はどう事業体を更新していくか?を相当考える時期に来たということです。コーポレートアクセラレーターの次の新規事業を考える必要があるということです。もちろん、考えてますし、既に行動という名の布石は始まってます。

2つ言える事があります。

まずは一つ目。「スタートアップは急成長を目的とした組織である」ため、私は01Boosterをつい最近までスタートアップと呼ぶことはなく、「我々はベンチャー企業です」という言い回しをしておりました。何故なら01Boosterがスタートアップの定義にならなかったからです。ITスタートアップ程の爆発力(前に携わった時は666倍@半年で伸びたので)は無いですが、急成長を狙うという感じにはなってきたので、今はこういえます。

我々01Boosterはスタートアップです

次にもう一つ。カッコいい話よりも情けない話が良いでしょう。正確な時期は覚えてませんが2015年の末頃?までは良くこんな夢を見ていました。大手企業に戻る夢です。

「あれ?俺ってまた会社勤めしている。えー?柵とか嫌だなー。でも心は嬉しい。お給料当面出るし、社食もある!」

2016年今年の春前に変わったのはこんな夢でした。シチュエーションは同じです。夢の中では会社勤めしています。

「あれ?せっかく、事業体立ち上げて来たのに、なんでまた、会社勤めしているんだ?まだ伸びるし、まだ行けるはずだ!帰るぞ!」

もちろん、これは「安堵したのではありません」、我々は更に成長を目指します。あまり言いたくないですが、単純に怖いんです。これは自分たちがスタートアップとして生き残るために「正しい恐怖」ともいえます。久しぶりに下記の言葉を思い出しましたので記載しておきます。

Control your destiny, or someone else will. 自分の運命は自分でコントロールせよ。さもなければ誰かにコントロールされてします。 by ジャックウエルチ

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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