01Blog / 創業者は「明るくポジティブに」という名の孤独を味わう必要がある

2016.04.19

スタートアップの定義は「急成長を目的とした組織である」です。また、今は狂っているが正しいビジネスを追う必要があります。そんなスタートアップを立ち上げる起業家には一つの重圧があります。それは「明るくポジティブに」という名の孤独です。

創業系の気持ちは分かってもらえない

「いや、俺だって不安なんだよ。これ本当にうまくいくかなぁ?」という感じです。今は狂っている(正しいかわからない)ものを追っているわけですから、これ本当にうまくいくのか?なんて言われても、必ず、勝てるぜというしか無い。そうしないと進みません。で、これは違ったら、さっさとピボットしなければならないので、これまた、後からジョインした人には「良いって言ったのになんでコロコロ変わる!」となります。これは自分が起業して創業側に回らないと絶対にわからないです。

あの時、あのCEOはなんでこんな変なんだと思ったことが後で自分がやった時に腹落ちしてきます。つまり、社長やら創業系は変わったり、おかしかったり、頼りなかったりするのは当たり前という感じです。なので、未経験者はそこに目くじらを立てずに「そういうもんなのかも?」と思っておく感じかと思います。色々上に不満を言っている人を見ると「そんなもんだって」と思ってしまいます。

私は意見はいえども誰かがリスクを取っているのであればそこに全面的に従うというのが良いと思います。中には当然ダメな経営者や起業家も居ますので、ダメなら去れば良い。仮に職業の自由のある国であれば従業員側としてのガス抜きは重要だと重々承知しながらも定常的な「文句」や「愚痴」よりも行動かなぁとは思います。

ポジティブという名の孤独

さて、創業側が味わうのはこれでしょうね。批判にも晒されますし、常に「勝てる」やら「上手くいく」と言い続ける必要がありますね。暗い人に寄ってくる場合も少ないでしょうし、ポジティブである必要があります。前に、「疲れた」と言ったら怒られましたね。経営陣が言ったらやる気をなくすから言うな的な。ってことで、いつもポジティブってのはなかなか大変なことではありますね。これポジティブという名の孤独というものでしょう。だから、起業家はメンターを付けるんでしょうね。その人には結構色々素直に言うと。

いつの間にか人の気持がわからなくなっている可能性がある

なかなか悩ましいところではありますが、自分で大きな絵を描きたいのであればセットでついてくるおまけみたいなものであり、後でジョインした人には分かってもらえないことだと思います。起業では無いですが、ある人がこんなことを言ってました。ある経営者がウチの社員はなんで全然アイデアを出したり、行動しないんだ?と。だったら皆さん経営者になってますよということで、起業家(経営者)とそこにジョインする人はなかなか分かり合えないところではあります。

経営者側はいつの間にか後でジョインした人や従業員の気持ちが分からなくなってしまっているかもしれない。起業や経営経験の無い従業員側や周りの人は「こんなもんだ」と思うところが必要なのかも知れませんね。一番重要な事は・・

「人は分かり合えない」だとしたらどうするか?

ということだと思います。

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