01Blog / メンタリングは個々の英気を養い、起業家メンタリングエコシステムを創りあげる行為だ

投稿者:Goda George
2016/05/04 00:33

メンタリングは何のために実施するのか?

それは自分の英気を養い、事業創造のエコシステムを共同で創りあげるためです(起業家メンタリングで教えていただく)。小生自身、大小合わせれば年間で1000件近くのビジネスモデルのメンタリングを実施していると思います。一つ発見したのは・・・

メンタリングによって、自分の思想や考え方「そのもの」が、常にUpdateされている

ということです。

メンタリングによって得る多くのインスピレーション

人生経験があればその人には自分には絶対に無い経験を持っています。それは相手は他人であり、人は二人の人生を生きることはできません。趣味、その土地の話、人の情報、あそこのレストランは美味しい、なんでもいいのです。必ず自分よりも勝った部分があります。自分自身もどのような形でも起業家(起業家精神を持つでも良い)である場合・・

起業家であり続けたいのであれば、自分を常に再発明し続ける必要があります。

メンタリングにおいては、少なくともそのビジネスモデルに関してはかなりよく知っている、知らないまでもある程度考えた人と話します。メンター(支援者)とメンティ(被支援者)がお互いに「何かを教えてあげる」「情報だけ抜きたい」という一方的なスタンスではなく、かつ「メンティの事業を成功させるにはどうしたら良いか」という立場であればお互いに得るものがあります。

先日読んだジョブズの本でIntelの創業者やオラクルの創業者をジョブズがメンターとして色々相談しています。逆もしかりですね。つまり、

起業家同志が語り合うことでお互いを高め合い、事業創造エコシステムを形創ること

これが起業家メンタリングエコシステムです。

メンタリングは事業の成功を大きく左右する

NYCにおける起業家の調査で、成功した起業家からのメンタリングを受けている起業家は3倍パフォーマンスが良い事が報告されております。メンタリングが何故必要なのか?

考え方を得る

特にゼロイチ&スタートアップの経験は特殊技能と言っても良いでしょう。簡単にいえば、それぞれのミラクルがあり、考え方そのものが今までと違うのです。なるほど、そういう考え方があったのか!?というインスピレーションは事業上重要ですね。

時間という投資資源の効率化

一つは時間でしょう。専門知識のある人と話すことで、起業において貴重な投資資源である時間が節約できます。

自分(自社)の客観的な評価を得る

次に、実は人は自分の事を自分で理解することに長けておりません。自分の声を録音して聞いたら少し気持ちが悪いなぁと感じたことはありませんか?起業においては内省(自分や自分の行動を客観的に評価・後悔という意味ではない反省をすること)が極めて重要です。また、事業では強みで闘う必要がありますが、強みを実は自分では正確に把握出来ている人は少ないのが現状です。何故なら強みは自分にとって当たり前の事(ストレスとの少ないこと)であり、よく理解できないのです。

弱い紐帯の強みを活かし、グループシンクを防止する

アイデアは組み合わせです。同じコミュニティ(チーム・会社・地域)ではグループシンクが発生します。このグループシンクは極めて厄介で、恐ろしく非常識な事が常識化します。オペレーションは同じコミュニティの方が研ぎ澄まされるでしょう。しかし、クリエイティビティと内省能力は圧倒的に低下すると思われます。

メンターとコンサルタント(アドバイザー)は何が違うのか

一つはメンターはお金を払いませんが、コンサルタント(場合によりアドバイザー)はお金を払います。このincの記事や他(その1その2)によりますと・・

  • コンサルタントは商業(Paid)であり、メンターは相互敬意(Unpaid)
  • メンターは経験を増幅させてくれる存在
  • メンターはメンタリングの質を担保しない(それを売っているわけではないので)
  • メンターは支援をしたいという気持ち以上のものはない
  • メンターはアドバイスをするのではなく、違う考えを与えるもの
  • メンターは人的成長を助ける、コンサルタントは事業を助ける


つまり、メンティの人としての成長を長期的に促すのがメンター(どちらかというと抽象的で非定形)であり、コンサルタントは実ビジネスを手伝う(Employerに近い)というとこでしょうね。

さて、メンタリングを通じた起業家エコシステムを日本そして、アジアにも広く構築していきましょう。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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