01Blog / 創業者間の意思疎通をどう図るのか

投稿者:Goda George
2016/05/03 00:07

創業者をどうするか?は事業を大きくする上での課題ですね。工程の70%は違うですが、これは社内起業でも似ていると思います。つまり、何かの継続的でかつ未来が不確定な時のリーダになった時に必要になるかと思います。

創業者(経営者)は2名がベスト

創業に関しては1名は厳しく、2名以上がベターだと思います(2名がベスト、3名が1名よりは良い:文末プレゼン参照)。もちろん、世の中には例外は必ずありますので、1名が必ずしも悪いわけではありません。また、人間系はもめるのは Default ですので、その覚悟は必要だとは思います。

創業者(経営者)が複数いる利点

2名以上の利点は大きく3つになると思います。文末のプレゼンには投資が受けやすいとありますが、確かにそうで、1人だと「誰も巻き込めない」事業だと見えてしまう部分があります。

① 補完 : 自分ができない時に別の人がやってくれるのは大きい。

② 意思決定の牽制:監視とは違うんですが、1人で考えるものは往々に極論に走ります。なので、意思決定の牽制は必要なのです。

③ 人格:結局のところ、1人で、「事業を大きくする」起業家的精神と「良い物を創る」職人的精神および「マネージメント」を行うのは難しい。人間の頭には慣性の法則が働きます。なので、1名では事業を大きくするのが難しいのです。

合議制は良くない

我々日本人は合議制に慣れきってますので、これはスピードを落とします。未来は不確実なのですから「答えはわからないから」まずは「決めない」とならない。この点は逆説的にここに記載しておきます。正確に言うと下記ですね。

フーイードバックシステムが機能している非合議制が良い。但し、意思決定者が正しい野心を持っている場合

ちなみに、ジョブズの本でも彼は独善的に決めているイメージが有りますが、部下で重用されているのは「意義を唱えられる人」となってますね。つまり、フィードバックシステムはあったわけです。

どうやって意思決定をするのか

さて、小さい会社ですが、01Booster(ゼロからイチになったぐらいの億円クラスの初期版)を見てみましょう。3年間無給で資金調達もしておらず、民間の独立系が実施するのは非常に難しい業態(コーポレートアクセラレーター・事業開発支援・インキュベーション)だと思います。創業業系(オーラ鈴木とジョージ)は経験も性格もかなり違いますね。こんな感じです。ゼロからイチの時の参考に。

1. 人はモメることを知っていること

これは大きいですね。二人とも過去に事業のバイアウトチームにいましたのでそもそも人がモメるということをよく知っているので、モメる事を前提に考えます。

2. 主体となる軸があること

「日本を事業創造できる国にして世界を変える」という軸はあります。つまり、事業創造につながるかどうか?が意思決定の基本になります(少なくとも長期的には)。意思決定の前提が揃っている事は重要かと思います。

3. 成長をする&傲慢になることを知っていること

これが難しいのですが「成長をする」という意思決定をそもそもの前提としてしていると。これは最初の「停滞する日本において事業創造≒良いこと」ということに裏付けされています。成長という意思決定は辛いんですよ。現状維持の方が楽です。一方で、如何に傲慢にならないか?も牽制対象になります。これは大きくなれば傲慢になる事を知っているということですね。虫けら扱いされた過去を忘れてはなりません

4. 意思決定は牽制をする

何かを意思決定するときはまずは創業者間でこれはどうか?という話をします。良いだの悪いだの言って決めます。会社に損害を与えない数千円の電源プラグを買うときぐらいですね。勝手に買うのは(この手は経理出身で細かいオーラ鈴木を口説くのは面倒)。

5. どちらかがアグレッシブの時に何故か片方は保守に回る

個人的には面白いのは、世間は私の方がアグレッシブに思うようですが、実はそうでもありません。振り子のように片方がアグレッシブな時は片側が不安になって保守に回る。折半案を取るわけではありませんが、そんなイメージになります。

6. フィードバックをする

あの話は実はこうだった、あーだった、これはどうだ、と帰りに話しながら帰ります。いや、こうすべきだなど。何かを意思決定するときには多分、頭の整理が必要で、話している内にこうすべきではないか?という考えが出てきます。そんな感じで意思疎通を図っておくイメージですね。

さて、そんな01Boosterの創業者系は実は二人で飲みに行ったことはありません。仲が悪いというのではなく、つまり「友達」というものとは違うのです。きっと、創業チームとはそういうものだと思います(飲みに行かないというのではなく友達というものではないということですね)。

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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