人にもよるが、起業した方がお得な事を多くの人は知らない。

投稿者:Goda George
2016/06/10 00:19

確かに人にもよります。特にこだわりの強い方はなかなか起業に向かず、個人的に短期的リスクの許容度が低い人にはオススメしないのですが。

私が会社員の頃にビジネススクールで起業に関して聞かれた時に・・

「自己破産するようなもので怖い」

と答えて、講師の人に呆れられたのを覚えています。ここでは起業した方がお得であることを少しまとめておきます。

自己破産をするとは思えない

私が見ている限り、起業で問題となっているのは、チームアップと資本政策、後は極端なこだわりかと思います。間違ったチームをいつまでも解散できない(特に2名や3名で株を等分で持ってしまうというような場合)、資本政策で変なときにVCを入れてしまう、後は極端に事業がおかしくてもフレキシブルに対応できない。それらの場合には手痛く失敗しますが、それ以外の場合にはどうでしょうか?

現在は政策金融公庫などがあり、行政系の補助金もあります。そもそも、銀行は起業家に初度にはお金を貸してくれません。比較的お金払いをしっかり(というよりも国際的に見て最も)する国ですし、何かよほど投機的なものに手を出さない限りは・・

自己破産というのはなかなか考えにくい

というのが現状です。過去はそうだったのかも知れませんが、政策金融公庫が出来てこの点は大きく改善されていると思います。

転職が極めて容易になる

これももちろん人にもよるし、会社員でとても他でやっていけないような人が起業しても有利にはなりませんが、有利になる点は・・・

  1. ネットワークの広さ
  2. 仕事ぶりが非常に客観的に評価される
  3. 年齢制限が無くなる

といったところではないでしょうか。なにが言いたいかというと、会社員同士の付き合いではその会社でその人がどれぐらい仕事ができるか?というのは相当社外の人にとって未知数です。一方、起業の場合、かなり透明にわかります。次にネットワークの広さは会社員でも頑張っている人は居ますし、広い人も多いですが、

正直、会社員とはネットワークが比較にならないです。

実業をやるために付き合いますので、そういう人とネットワークする。人嫌いの人も居るでしょうが、比較にならないぐらい情報やネットワークが豊富になります。私が一回ベンチャーから大手企業に買収された時に感じたのはとにかく「人付き合いが難しい」「情報が全然入らなくなる(自分たちも出せなくなる)」でした。この差は非常に大きいです。

短期的にはリスクであるが長期的にはアセットになる

確かに、短期的にはこれはマイッタ。。と悩みますし、迷走もします。果たして、今後生きていけるか?と思います。一つ、事実として、

少なくとも周りに起業して失敗しても飢え死にしている人は聞いたことがない

これは実際に多分、そうですよね? 確かに起業ではラーメン代稼ぎを除くと、一般的に事業化してお金がある程度入ってくるのにだいたい2年かかります。なので、2年ぐらいは正直辛い。これは認めます。一方で、大きいのは・・

自分のために働ける

この一言に尽きます。インセンティブ設計が余りにも多くの場合弱すぎる日本の企業では頑張っても自分のためにはなりません。公共性、人のため、は確かに素晴らしいですが、限界もあります。利己的な理由に限らず、自分のために働けるということは会社員ではなかなか味わえないものです。

少なくとも短期的にはリスクですが、長期的には「自分たち」のアセットになります。会社では短期的なリスクは確かに低いですし、活躍すれば「転職できる」という個人アセット(ポータブルスキル)は貯まります。しかし、それは会社を変えてしまえばゼロクリアですし、有形・無形のアセットは自分に貯まっていません。もう一つ大きいのは・・・

少なくとも会社員では次にも起業で勝てる可能性を高めるという個人的アセットは得られない

最高にエキサイティング

特にスタートアップ(急成長を目的とした組織)型の起業ではうまく行きだすと、どーんと、高速エレベーターのように風景が変わります。前に、誰にも知られていないような状態から浮上した時に、ウチの会社を知ってますかー?とStartup Weekendのセミナーで呼ばれて話した時にババっと手が上がった時には驚きました。まぁ、そんなイメージです。それが短期間に変化するのです。後は・・

会社では特に新規事業でPDCAを行う前に色々検討して、しかも実施しないという事が多いですが、起業ではPDCAしか、逆にしない

この差は大きいです。

起業では能力の付き方が桁違い

全ての人に起業をオススメしたいとは思いませんし、非常に大きなビジネスを創るのはプロ野球の選手のようなもので、運もあると思います。しかし、多くの会社員の方、そして、起業で勝てるのは40歳ぐらいという事実の前に、会社内で行き詰まっているのであれば、仮にそこにMotivationがあるのであれば、選択肢として起業を持つだけでも人生は変わるのではないでしょうか。

是非、チャレンジしてください!(と、同時に強くお勧めもしません)

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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