01Blog / 起業と家族のはなし

投稿者:Goda George
2016/06/12 00:58

起業にとって家族は辛くも励みにもなる存在ではないでしょうか。

先日、私事ですが、娘の大学の学費の支払いが終わりました。日本校とはいえアメリカの大学でしたので、私大よりも学費が高くてなかなか大変ではありましたが。これでまぁ、一旦は晴れて自由の身でございます。

たまに、知り合いの起業系の特に初期の苦労しているであろう頃の人のFacebookのタイムラインで子どもの写真などが流れてくるとなんとも複雑な気分になりますね。

親になかなか言えないところ

人にも依るでしょうが、なかなか親の理解が得られない場合が多いのが起業ではないでしょうか。何をやるかにはあまり口出ししない親も多いでしょうが、勘当されているケースもある模様で。私の場合は、両親が事業主だったのですが、結局のところ、部品メーカーを辞めて、ベンチャーに行って、買収されて、そこを辞めて起業に至る過程を言っておらず、そのまま今の自分で会社をやっているらしい?というところです。はい、すみません。

パパは一体何をしてるんだ?

こいつはマイッタ質問です。いや、特に悪いことをしているわけではないのですが、もにょもにょ説明しても良く分かってもらえないもので、また、一般的に起業の最初の頃はあなたは何屋さん?と言われる質問はなんともキツイものですし。新聞やらメディアに少し載るようになって何か儲かっているのか?(儲かってませんが)という感じのようです。

都合の良い家族を発明してはならない

一緒に苦労してくれるような人、、も居るんでしょうが、そもそも、自分が好きでやっているわけで、苦労している・努力していることを都合よく理解してくれる家族がいるわけでもありません。金銭的な問題がなくても放置プレーも問題ですね。結局、家族も別の人であり、親のため、配偶者のためにつらい思いをしたいとは思ってませんね。助け合えるようになって居るのは実にいいですが、都合の良い家族は発明しないようにしないとなりません。

短期的リスク許容度

私も実際には娘の学費が貯まるまで安全を見て大手企業にいました。会社にも依るでしょうが、大手企業の良いところは5年単位では安泰(天変地異や恐慌でもなければ)ということではないでしょうか。実際に相当傾いた家電部門におりましたが、それが中国メーカーに買収されたのは15年後。これぐらい大手企業は保つのがすごいと思います。起業は確かにお得な部分も多いのですが、短期的なリスク(不安定・未収入)は負います。この短期的なリスクは大きいですね。

この場合、家族の問題で短期リスクを取りきれない時は、できるだけ創業に近いベンチャーにジョインするのもありだと思います。

自分のやりたいことと家族

100%自分のやりたいことができないとしても、そこに寄せていくことはできそうです。時に家族は当然保守(反対側)に入りますが、取れるぐらいのリスクは取ったほうがと思います。

それに、それぐらいのリスクを許す配偶者でなければなんのための結婚なのか?となります

結局、それを取らなければ家族に面白くない(家族のために我慢している)感情を持つのは将来的に良くないことかと。ただ、リスク許容度に合った行動をする必要はあるとは思います。というのは、起業家の地位は世界でも日本は最も低いということ、後は貯蓄が減っていく中で家族の事を考えるのはなんとも言い難い辛さがあるのは事実ですしね。ココらへんのバランスが問題になります。

特に自信がある人こそ、活躍した人こそ、起業になるとメロメロになる事実を大きく考慮すべき

だと思います。ダメだというのではなく、かなり精神的にやり込められるという意味です。

自分を振り返って

さて、自分を振り返ると、ちょうど、私はシングルファザーですので、前にこんな話をしたことがありますね。「あなたがどうするかはわかりました。では、お母さんが居なくなるのであれば、あなたは娘さんに何をできるのですか?」この時に、不覚ながら泣き出してしまい、そのまま山下公園でボーッとしていたことがあります。それから随分時間が経ちました。結局のところ、大学の学費が貯まるまでは大手にいたこと。そこで最初の一歩は、創業から関わっているとはいえ、自分ではなく、当時のCEOのリスクの上に乗っかったこと。そういった意味では相当慎重にリスクを取ってきたとも言えます。

貯蓄はあったものの、なかなかにして、学費は大きく、現状の01Boosterが3年間無給という中ではなかなか激しい感じではありました。結局、娘の大学の学費の納入も終わり、よくもまぁ生きながらえてきたもんだと思います。

一体、パパは何をやっているんだ?(ゼロ)から、何か事業をやっているらしい(イチ)というところまで随分とかかったもんです。学費の納入も終わったので、これからはまた新しい感じで行けそうですね。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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