01Blog / いきなり起業だとかなりの確率で失敗するので肩慣らししよう!

投稿者:Goda George
2016/07/07 00:00

特にスケール型の起業の場合の話ですね。スタートアップではいわば常識が真逆なので、これをいきなりトライすると流石に殆ど勝てないと思います。

ここでいう失敗とは工程としての成功のための失敗ではなく最終的な失敗の事を言っています。

ゼロイチの実力は無い事を理解

確かに、優秀な人もいるでしょう。しかし、現在は、わざと企業内の方の新規事業を失敗させるプログラムまであるのが実情です。長い停滞の間に、実際のゼロイチと自分の実力の認識の差が物凄い離れていることは覚悟しておくべきかと思います。

特にディスるつもりは無いんですが、例えば、01Boosterを例に取れば、コーポレートアクセラレーターというものを大企業に売り込む場合、当初は理解もされなければ、01Boosterって何?の世界です。この状態では非常に大変です。一方、実績がついてくると話が全く別です。この過去の格上げ(積み上げ)によりビジネスをやっている場合と、ゼロイチでは「工程や思想が異なる」のです。

ものの本には書いてあるけども

色んなアドバイスやらノウハウ、失敗の原因を含めてネットでも書籍でも大量に出ています。実際に非常に優れたものも大きいです。乱暴な言い方をしますと。。

殴られたことの無い人間には殴られた痛みはわからない。起業したことの無い人間には起業の事はわからない

という謙虚な姿勢が必要だと思います。確かに書いてあるんですが、それがどれぐらい痛いのかが分からないということだと思います。例えば・・・

創業者やチームはもめます

とあったら、ではそれがどれぐらいのもので、安定も給料も地位も存在も方針はっきりしない中で、どれぐらいの深さでもめるかというのは流石にわからないと思います。なので、ウエイトの起き方がわからないというのがあります。

問題はそれがとても不安定な足場で起こることです

ここですね。様々なトラブルが、給料が出ずに目減りしていく中、何の信用もない中、カオスという今まで味わったことのない混沌の中で起こります。家族のいらっしゃる方もいるでしょう。そのような一つの極限の状態では人間の判断は足元の不安のない状態とは違います。

自分がそのような状態でどのような意思決定をするのか・どのような行動の癖があるのかを知っておく事は重要だと思います。

人の問題もあります。一般企業に勤めている時とは違った尺度の人間の方が信用できる場合が多いです。

なぜシリアルアントレプレナーがいるかを考えてみる

シリアルアントレプレナーは存在します。少し成功確率も高いですね(死なない確率が高いともいえます)。簡単にいえば起業の筋肉を鍛えているということだと思います。それは、人脈、考え方、周りの見る目(トラックレコードへの評価)など様々なものがあります。

スタートアップにジョインしてみるのはオススメ

個人的なオススメはスタートアップにジョインすることですね。最もオススメできないのが、インキュベーションとかそういう類に入ることでしょうか。なんというか、方向性の違いです。インキュベーションが悪いわけではないんです。

泳ぎたくて泳ぐのを見ていた

といった人がいました。インキュベーターも有名になるとどちらかというと敬ってくれます。そうなると、自分が敬う(スタートアップ)側に回るのは難しくなる気がします。インキュベーター側になるのであればそれ自体を(インキュベーションは正直儲からないので、ある事業の一機能としてでしょうが)事業化する方向なら良いかも知れません。人はなかなか変われないと思います。なかなか自分をもう一回地べたに落としてということができないものです。

上記を踏まえて、できるだけ創業初期のスタートアップにジョインする(できれば数名)のが個人的にはオススメです。ある程度人数が増えてしまえば、確かに自由度は大きいですが、場合によっては効率の悪い会社員と変わらないかも知れません。経営に近いところに行く必要があります。

様々な経営課題において「このCEOは本当にダメだなー」と思うことでしょう。それでいいんです。自分がそれを自分で実際にやるときにそれがまるでデジャブーのように腹落ちしてくるのです。そのCEOはダメだったのではなく、誰もが通る道なんだと。

謙虚に素直に、なぜ?と考えることを忘れずに。皆さんのスタートアップとしてのご成功を心からお祈りします。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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